ADEKA第3四半期は増収増益、食品事業は原料高で減益に

大豆油糧日報 2018年2月7日付
ADEKAが6日発表した、18年3月期・第3四半期連結決算は、売上高は前年比6.9%増の1,770億6,200万円、経常利益は9.0%増の173億8,000万円と増収増益だった。なお四半期純利益は9.7%増の121億3,600万円だった。

本紙関連の食品事業は、売上高は5.5%増の522億0,700万円、営業利益は31.5%減の11億9,100万円と増収減益だった。

国内では製パン・製菓、洋菓子市場向けにマーガリン、ショートニング類、ホイップクリーム類の販売が好調に推移し、海外では販売・開発体制の強化と現地ニーズにあった製品開発により、中国、東南アジアでの販売が拡大した。しかし、油脂や乳原料などの原材料価格上昇の影響を大きく受け、前年同期に比べ減益となった。

〈大豆油糧日報 2018年2月7日付より〉

【関連記事】
国内でマーガリンなど販売好調も油脂の価格改定難航-ADEKA
日本マーガリン工業会設立70周年、加工油脂業界の健全な発展に寄与
油脂6団体新年交礼会、新しい価値の提供により植物油市場を活性化