関西味噌生販協議会は大阪市内のホテルでこのほど、新春賀詞交歓会を行った。

土屋福蔵会長(ジャポニックス会長)は開催あいさつの中で、「賞味期限の延長と賞味期限の『年月日』表示を『年月』表示にする動きがある。いち早く実現してほしい」と述べた。さらに「みそ業界は幸せなことに、17年の市場は前年比100%近くで着地したようだ。業界のなかで勝ち負けはあるが、パイは落ちてない。取り返すチャンスはある」と述べた。また、来年10月実施予定の消費増税、物流費、人件費、原料の上昇など山積する課題に触れ、「やむをえず(製品価格の)値上げもあるだろう。難問だろうが、勇気を持って我が道を進んでほしい」と述べた。

続いて、土屋勇蔵PR委員長(ジャポニックス社長)はPR活動として、幼稚園でのみそ教室や親子参加型で「みそまる」づくりを体験する食育イベントを実施したことを報告した。今後は、京都でのイベントを検討する。市場の意見交換では、賞味期限の延長と年月表示化への取り組み状況を取り上げた。長野県味噌工業協同組合連合会に所属するメーカーから、同協組が9カ月への延長と、年月表示化に向けて動くことが総会で決まったことが報告された。

〈主婦はスーパーに商品ではなく「メニュー」を買いに行く-今野保ショッピング・アドバイザー〉
続いて、ショッピング・アドバイザーの今野保氏が「流通最新情報」をテーマに講演した。今野氏は大手スーパーマーケットに勤務し豊富な経験を積んだ後、包材メーカーなどを経て独立。現在、全国のスーパーを巡って勉強会を行い、生活者の立場から店舗作りを提案しているほか、メーカー向け勉強会、講演会など、精力的に活動している。

今野氏は「主婦は年間100時間を買い物に使っている。スーパーには、商品ではなくメニューを買いに行く。買い物で一番大事なことは、メニューが決まること」とし、食事・食卓提案の大切さを強調した。

メーカーに対しては、スーパーの食品部会で、食卓でみそをどう食べているのか、12月までの毎月の情報を伝えることを提案。「スーパーの担当者が商品知識を持ってないと、売り場は変わらない。商品を一番愛している人が、責任を持って生活者の胃袋に届ける。そういう食事の提案が必要」と激励した。

〈大豆油糧日報 2018年2月9日付より〉