今年も春分を迎え、例年より早い桜の開花が食品市場の活性化に寄与することが望まれるが、小売店店頭では行楽シーズンに向けた売場作りとあわせて、春の新商品が並び始めている。そのなかで18年春のみその新商品では、各社売上好調の即席みそ汁の新商品開発に力を入れており、みその新製品は抑え気味だが、トレンドは時短・簡単、減塩、オーガニックといったところ。マルコメは液みそ「あらだし」で、手間のかかるあらだしのみそ汁を簡単に調理できることにしたことで、他社との差別化を図る。ハナマルキはかるしおシリーズの「無添加減塩」のパッケージをリニューアルし、販売の活性化を促す。

マルコメのみそ関連の新商品は、液みそシリーズで6種類目となるフレーバー「あらだし」(430g)、また粉末タイプの「料亭の味 コナミソ」(150g)発売する。液みそ「あらだし」は、魚本来のうま味を凝縮した上品な味わいに仕上げた。あらだしにショウガの風味をきかせたことで、みそ汁だけでなく、炊き込みご飯やブリ大根などさまざまな料理に使えることが特徴。

「料亭の味 コナミソ」はサラサラとした質感が特徴で、そのままお湯に溶かしてみそ汁にしたり、和えたり炒めたり、料理にも使い勝手が良く、メニューの幅を広げる商品とした。また、化学調味料不使用とした。

調味みそでは、料亭の味ブランドで「田楽みそ」「肉みそ風」「もろきゅう」「キャベツみそ」「からし酢みそ」(各100g)のパッケージをリニューアル、関連する生鮮売り場での合わせ買いを訴求する商品として提案していく。

ハナマルキは、かるしおシリーズの無添加減塩のパッケージをリニューアルした。「減塩でおいしい」ということが伝わるデザインに変更。「無添加」の文字を縮小し、減塩でこうじみそであることをアピールして需要の活性化を促す。

〈ひかり「無添加オーガニック」に注力、マルサン「鮮度ボトル」品ぞろえ強化〉
ひかり味噌は、有機みそ「麹の花 無添加オーガニック味噌」(650g)を発売する。麹の味わいを素直にあらわすために発酵を弱め、味を濃くせず、12割麹のみそとし、毎日飲んでも飽きないみそに仕上げた。同商品は、熟練した圃場管理者の目と手間をかけて丁寧に栽培された有機米と有機大豆を中央アルプスのふもとで丁寧に熟成させた。家族の健康を考える人に安心して使ってもらえる無添加オーガニックみそとして、強力に販売していく計画だ。参考小売価格は税別700円。マルサンアイは、鮮度ボトルを採用しただし入り液状みそ「香りつづくとろける味噌」シリーズから、減塩タイプの「減塩だし入りあわせ」(410g、205g)を発売する。同時に、同シリーズのだし入りこしこうじ・あわせ・赤だしに、これまでの410gサイズに加えて、205gサイズを追加し、品ぞろえの強化を図った。

新製品の「減塩だし入りあわせ」は、同シリーズのだし入りあわせに比べ、塩分を約25%カットした、塩分8.0%の減塩タイプ。だしとみそのバランスにこだわり、減塩でも物足りなさを感じさせない味に仕上げた。かつおと昆布だし、本みりんを使用しており、みそ汁以外にも調味料としてさまざまな料理に使える。410g・税別350円、205g・同250円。

上高地みそは、調理みそシリーズ主力の5アイテム(ゆずみそ、田楽みそ、からし酢みそ、酢みそ、おでんみそ)をすべて化学調味料、着色料不使用に変更し、パッケージもリニューアルした。また、調理みその新製品「熟唐みそ」(500g)を4月から発売する。信州米みそをベースに乳酸発酵させた唐辛子ペーストを使用した辛みそだれ。乳酸発酵により、酸味とうま味が加わり、奥行きのある味わいで、豆腐、ご飯、お肉へなど幅広く使えることも特徴のひとつとしている。

〈大豆油糧日報 2018年3月23日付より〉

【関連記事】
全味臨時総会、PR事業で「MISO食育ネットワーク」の全国展開を支援
八丁味噌協同組合、農水省地理的表示保護「八丁味噌」登録に不服審査請求
東北大豆セミナーを仙台市で開催、流通情勢や実需者の要望など紹介