東京油問屋市場は23日、第118回起業祭を東京・日本橋のロイヤルパークホテルで開いた。

式典では、金田康男理事長(カネダ社長)が式辞を朗読し、結びには「第118回起業祭式典を挙行できることは誠に喜びにたえない。変転極まりない経済界の荒波を乗り切るには、伝統と新しい時代の流れに順応し、製販懇親融和の実をあげつつ、油脂業界の振興・発展に寄与していきたい」と述べた。金田理事長は式辞朗読で、冒頭には1660年(万治3年)、4代将軍・徳川家綱の頃に江戸油仲間寄合所を設け、江戸十組問屋のうち河岸組として、江戸商業史にその名を連ねるなど、今日の組合組織の先人的役割を果たしたことを回顧した。

さらに1886年(明治19年)に東京府令に基づき油商組合を設立、のち商品取引所の設立に参加したが、規格の伴わないものがあり、1901年(明治34年)に分離して、別に東京油問屋市場を組織し、現在に至っていると述べた。さらに2000年(平成12年)には100周年記念事業を行い、既に第2世紀に入っていることや、常に油脂販売業界の振興と発展に努力し、組合員の唯一の拠り所として時代の変遷に伴って、各種組合を組織して、油脂流通の円滑化と消費拡大に努力し、国民の食生活向上に大きく貢献してきたことなどを述べた。

式辞朗読に続いて行われた3月下期の立会では、大豆油上値3,900円、菜種油上値4,400円、菜種白絞油上値3,900円など、全油種同事で終った。

金田雅律・建値委員長(マスキチ社長)は立会前のあいさつで、「米中が貿易戦争を始めると言われるなかで、カナダ菜種相場は相変わらず高く、シカゴ大豆相場も南米の乾燥天候などを受けて高止まりしており、国内では流通コストなどの上昇で、大変厳しい状況にある。そうしたコストを転嫁できる商売をするには、油脂の相場をしっかりしたものにしていかなければならない。円高進行により価格競争も心配されるが、メーカーと連携してしっかりとした商売をしなければ生き残っていけないと考えている」と述べた。

〈大豆油糧日報 2018年3月27日付より〉

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