〈機能性品種と企業をつなぐ品種マッチングミーティング〉
農研機構はこのほど、機能性表示食品の開発に関心のある企業を対象に、大豆などの機能性品種を紹介し、機能性表示食品の開発に関する個別相談などを行うマッチングミーティングを都内で開催した。

本紙「大豆油糧日報」関連では、北海道立総合研究機構十勝農業試験場研究部の鴻坂扶美子主査が、「イソフラボンが豊富な大豆品種『ゆきぴりか』」を紹介した。

始めに、イソフラボンには、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするほか、骨粗しょう症改善や更年期障害の緩和、がん予防などに効果があり、豆乳、みそ、煮豆、納豆などに適していることを説明した。

イソフラボン含量では、北海道産のトヨムスメやトヨホマレよりも高く、大豆加工食品に良く使われているユキホマレよりも1.5倍のイソフラボンを含んでいるとした。

豆乳の原料として良く使用されているトヨムスメやトヨコマチと、豆乳にした時のゆきぴりかの食味を比較した場合も、こく・甘み・なめらかさという点で、ゆきぴりかの方が優れているという結果が得られたという。また、みそでの比較でも、一般品種のトヨコマチと差がないことが確認されているとした。

ただ、近年の生産量は300t前後で推移しており、単収が一般的な品種よりも低くいことが課題となっており、「生産者にやる気になってもらうためには、付加価値を認めてもらった上で、魅力的な奨励金を示すことが必要」と付け加えた。

最近では豆乳の原料として採用されるケースも出てきていることから、「問い合わせは増えている。需要がまとまってくれば、産地の方でも動きが出てくるはず」と付け加えた。会場には、大塚チルド食品の「スゴイダイズプレミアムゆきぴりか」が展示、試飲が行われた。

〈大豆油糧日報 2019年3月26日付〉