世界最大「無印良品 銀座」に豆腐工房、作りたての「しま豆腐」を「MUJIダイナー」で提供

地下1階 レストラン「MUJIダイナー」に「豆腐工房」を導入
良品計画は東京都中央区に旗艦店「無印良品 銀座」を4月4日オープンした。地下1階、地上10階建てで、地上1~5階の同店は売場面積3,981平方メートルで世界最大規模となる。地下1階は「MUJIダイナー(無印良品食堂)」を初導入、地上6~10階は昨年開業した中国・深セン、北京に続いて世界3カ所目の「MUJIホテル」が開業する。

「MUJIダイナー」には、店内で作る「豆腐工房」を初めて導入した。国産の有機大豆を使い、沖縄・宮古島で受け継がれている伝統的な製法による「しま豆腐」を店内で製造し、作りたてを提供する。朝食の「湯豆腐セット」(税込850円)のほか、定食の付け合わせでも提供する。

「無印良品 銀座」は「食」を特に強化しており、1階食品売り場では産地直送の青果の販売、粉から作る焼きたてパン、同社初挑戦として化学調味料不使用の日替わり弁当や、顧客の好みでその場でブレンドするお茶の販売なども行う。

無印良品として国内の食材、伝統的な調理法、食文化の伝承などを「食」全体のテーマに掲げており、「今のままでは、(後継者がいなくて)失ってしまう日本の食文化を我々が残していきたい。『しま豆腐』は宮古島でいろいろ学んでいる時に出会った」(MUJIダイナースタッフ)と語っている。

〈大豆油糧日報 2019年4月10日付〉