J-オイルミルズの家庭用マ―ガリン部門の2018年度の売上高は、前年を上回って着地した。

主力の「ラーマ バターの風味」は昨年9月に、商品特長を分かりやすく伝えるパッケージリニューアルを実施。さらに、SNS上で消費者キャンペーンを行った。それにより、課題であった若年層における「ラーマ」ブランドの認知度向上につながるなど好調だった。

「ラーマ ベーシック」は、大容量(350g)の値頃感が支持され、発売以来伸長している。発売から1年が経った「オリーブ&バターの風味」は、上期は試食販売に取り組んだほか、今年3月には、店頭での視覚効果を高めるパッケージリニューアルを実施。それにより、配荷店舗数が増え、店頭回転率も上昇した。トランス脂肪酸問題への対応としては、昨年春からパッケージ表面と、HP上で情報発信に取り組んできた。それにより、サイトアクセス数、問い合わせが落ち着いていることを受け、パッケージでは側面への記載に切り替え、HPでの情報発信は継続する考えだ。

業務用は、高付加価値製品を積極的に提案し、「グランマスター」シリーズのチップ状マーガリン「プリメランパレッツ」が堅調だった。下期に発売した「メープルパレッツ」も好評を得ている。

今期は4月から、オーストリア・バッカルドリン社の製菓製パン素材の輸入販売を開始し、油脂と合わせた提案を強みとしていく。スパイスの1種であるターメリック配合で鮮やかな黄色を付与するミックス粉「クルマミックス」や、まるごと穀物を配合したビーガン対応の「ベジパン」などを展開する。

今期も依然としてコスト上昇が厳しく、引き続き価格改定作業に取り組む必要があるとの見解を示した。

〈大豆油糧日報 2019年6月7日付〉