“植物性たん白の魚肉”「Green Meat Model F」開発、魚特有の食感と味わいを再現/グリーンカルチャー

グリーンカルチャー「Green Meat Model F」使用メニュー
グリーンカルチャーは“植物性たん白などを主原料とした魚肉”「Green Meat Model F」を開発したことを発表し、7月2日から東京・浅草の「Vege-Sushi Japan 浅草本店」が数量限定で提供すること明らかにした。

「Green Meat Model F」は、植物肉「Green Meat」の応用研究から生まれたもので、魚特有の食感と味わいを再現したとする。植物肉開発に特化した物理化学データの解析と蓄積に加え、さらに既存食品の逆行解析により植物由来の魚を生み出したとする。魚特有の細かい繊維感を残しながらも、程よいほぐれ感が特徴だとしている。

グリーンカルチャーでは、「寿司や丼物へ違和感なく取り入れられることから植物肉のさらなる販路拡大を目指す。今後も、グリーンカルチャーの植物肉開発の知見を組み合わせることで、植物肉の消費拡大へ貢献していく」とコメントしている。

2021年4月に外食事業者向けに販売を開始した「Green Meat」は大豆たん白などを原料とした動物性原料不使用の植物肉で、ミンチ状のため畜肉と同様にさまざまなレシピに使用することができる。既に、都内有名ラーメン店「麺屋武蔵」や、東京・麻布十番の高級レストランで採用されている。また、北米をはじめ海外への輸出も行っており、2021年春にはマカオへの輸出が決定している。さらに現在、欧米豪諸国への輸出計画も進行中としている。

〈大豆油糧日報2021年6月29日付〉