〈「みそ」「大豆のお肉」から使い勝手を高めた新商品を披露〉
マルコメは1月5日、春夏新商品発表会を都内ホテルで開催した。今年のキャッチコピーは昨年に引き続き「発酵健美」。同社が発酵を軸に展開する「みそ」、「大豆のお肉」といったカテゴリから風味だけではなく、使い勝手も高めたアイデア商品が披露された。

同社の青木時男社長は、今回の発表会開催にあたり、「発酵に対する時代の要請が次々ときている。健康が大前提。みそを生業にしてきたが、発酵を軸に商品ラインアップを広げ、大豆ミートや甘酒を展開し、米由来の発酵甘味料『糀みつ』などこれまでにない商品にもたどり着いている。こういう時は、過去の経験則は気にしないで、アグレッシブにチャレンジしていく」と攻めの姿勢を見せた。

みそについては、「2021年は前年の実績はクリアした。しかし、業界全体では、前年を下回った。巣ごもり需要はこの1~2年は続くと見ているので、当社ではそんなに悲観的な考えは持っていない。値上げに関しては、コストアップしているので、よく見極めて判断していきたい。ただ、生活者の目線で見た時、値上げは消費者のニーズに逆行してしまうので、できるだけ企業努力しながら、今までの価値を維持できるように努力して、それでもダメな場合は、値上げも必要だと思っている」という見解を示した。

「大豆のお肉」に関しては、「今年から増設したラインでは、丸大豆を使用した『大豆のお肉』の生産を開始した。独自の技術によって、以前よりも食感、風味を大幅に進化させている」とし、さらにブラッシュアップした「大豆のお肉」で、攻勢をかける。

海外戦略に対しては、「家庭にみそが徐々に浸透しつつある。たぶんこの流れは止まらない。購入者には健康志向型の人が多いので、そういう人は、コロナ禍で益々健康志向を高めていく。米国でもみその市場拡大はまだまだ期待できる」と潜在需要の大きさをアピールした。

〈時短簡単を備えた「大豆のお肉ハンバーグミックス」、「同ぎょうざミックス」を投入〉
みその新製品では、特許製法の顆粒みそを使った料亭の味「お徳用フリーズドライ顆粒減塩アソート」を3月上旬から全国発売する。ブロックタイプのみそ汁よりも加熱時間が短いので鮮度が良く、生みそのような味と香りを楽しめる。また、みそと具材を別々に加工したことで、素材本来のおいしさや色合いを保てるとした。具材は野菜3食、揚げなす3食、長ねぎ4食で、10食入りのアソートパックとなっている。

また、「プラス糀発酵ぬかどこチューブ」と「信州味噌漬の素チューブ」も3月上旬から全国発売する。チューブタイプなので、野菜ひとつから漬け込みが可能で、トライアル層や少量ニーズにも最適な商品となっている。野菜が少し余った時などにポリ袋で簡単に漬けられるのも特徴だ。「信州味噌漬の素チューブ」は信州赤系の米みそで上品な甘味が特徴の一夜漬け用みそとなっている。

ダイズラボシリーズからは、時短簡単を備えた「大豆のお肉ハンバーグミックス」、「同ぎょうざミックス」を3月上旬から全国発売する。大豆のお肉の乾燥ミンチと調味粉がセットになっており、専用のパッケージに挽肉と玉ねぎを入れて揉み込むと大豆のお肉が3倍程度のボリュームになったハンバーグのタネになる。化学調味料を使わず、黒コショウをきかせた本格的な味わいとなっている。

「ぎょうざミックス」も乾燥ミンチと調味たれがセットになっているため、挽肉とニラを入れて揉み込むだけでぎょうざのタネができる。どちらの製品も挽肉を、木綿豆腐にすれば、ベジハンバーグやベジぎょうざに作り替えることが可能だ。

〈大豆油糧日報2022年1月7日付〉