焼肉ライク全71店舗で代替肉「NEXT大判カルビ2.0」販売開始/ネクストミーツ

〈たん白含有量を増加、肉の噛み応えが楽しめる“肉らしい大きいサイズ”も〉
ネクストミーツは1月18日、「焼肉ライク上野店」で、メディア向けに代替肉「NEXTカルビ」と「NEXT大判カルビ2.0」の食べ比べ試食会を開催した。

ネクストミーツの「NEXTカルビ」は人気焼肉チェーン「焼肉ライク」の全71店舗で発売されてきたが、この度「NEXTカルビ」の食感・風味をさらに本物のお肉に近づけた「NEXT大判カルビ2.0」に、1月18日から切り替える。価格は単品50g税込320円。これにより、「NEXTカルビ」は1月17日で終売となる。

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ネクストミーツ・佐々木英之代表取締役

ネクストミーツ・佐々木英之代表取締役

試食会の冒頭あいさつしたネクストミーツの佐々木英之代表取締役は、「昨年1月から『焼肉ライク』で『NEXTカルビ』の販売を開始させていただいて、ちょうど1年が過ぎた。昨年10月に発表した『NEXT大判カルビ2.0』を『焼肉ライク』のたれで食べられるようになった。網で焼くとさらに本物に近づいた感じを実感していただける。これまで以上に焼肉の楽しさを感じてもらえる商品になっている。今後もさらに進化させていくので、期待してほしい」と述べた。
 
単品以外にも、代替肉とリアルな肉を食べ比べできるセットも取りそろえており、「NEXT大判カルビ」&上ロース&ハラミセット150g(1180円)、「NEXT大判カルビ」&匠カルビセット200g(1300円)をラインアップしている。

焼肉ライク×ネクストミーツ メニューラインアップ

焼肉ライク×ネクストミーツ メニュー

「NEXT大判カルビ2.0」が「NEXTカルビ」から進化した点は3つあり、1つ目は食感が大幅に向上していること。食感に大きく影響してくるたん白質含有量を増加したことで食感が向上し、肉の噛み応えに近づけた。2つ目は、より肉らしい大きいサイズになった。たん白質含有量の増加により、結着(くっつき具合)が改良されたことで、肉らしいサイズを実現した。3つ目は味付けを工夫し肉の味に近づけたこと。大豆臭は完全に消え、肉らしい味に近づけることができたとした。
 
〈「NEXTカルビ」は20代~40代の女性に人気、代替肉は将来的に必要なメニュー〉
これまで1年間の「NEXTカルビ」の販売動向を、焼肉ライクのマーケティング部企画課の佐々木月乃氏に聞いた。

焼肉ライク・マーケティング部企画課 佐々木月乃氏

焼肉ライク・マーケティング部企画課 佐々木月乃氏

「『NEXTカルビ』をオーダーする人は女性が多い。健康志向の高い人や、ヴィーガンの女性が多かった。年齢層は幅広く20代から40代の層からの注文が多かった。当店で提供しているたれは全て植物由来からできているので、安心してヴィーガンの人でも代替肉を食べていただける」とした。
 
また、「NEXT大判カルビ2.0」の取り扱いに対しては、「当社の今後のビジョンとして、将来の焼肉屋を考えた時に、代替肉はメニューに無くてはならない商品の一品だと捉えている」とし、食の多様性にも対応していく姿勢を示した。
 
食べ比べセットの提供に関しては、「少しでも興味を持った人にも気軽にオーダーしてもらいやすいようにリアルなお肉とのセットメニューをそろえた。代替肉の認知度を少しでも向上させていければ」と考えを示した。
 
〈大豆油糧日報2022年1月20日付〉