コメ先物新商品「新潟コシ」10月開設へ=堂島商取

大阪堂島商品取引所(岡本安明理事長)は20日の理事会で、東京コメ、大阪コメに次ぐ〝第3のコメ先物市場〟「新潟コシ」開設を決議、同日付で農林水産省に認可を申請した。ただし試験上場期間は現行の東京コメ、大阪コメと同じ来年8月7日まで。
生産者や集荷業者などの参加促進に向けて、「新潟コシ」の商品設計は東西コメとは大きく異なる。標準品は新潟コシヒカリで、受渡供用品も新潟コシヒカリだけに限定する。受渡供用品に幅を持たせたことで、業務用の東京コメ、コシヒカリの大阪コメと位置づけられた既存例とは対照的だ。取引(受渡)単位は東京コメ12t、大阪コメ3tに対し、新潟コシは1枚1.5t。小口化することで規模の小さな当業者の参加を促す。

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