6次産業化EXPOに超小型気流粉砕機出展=西村機械製作所

㈱西村機械製作所(大阪府八尾市、西村元樹社長)は、14日まで幕張メッセで行われている「第1回国際6次産業化EXPO」に出展している。同社ブースでは、気流粉砕機「スーパーパウダーミル」と「フェアリーパウダーミル」(写真)を展示しているほか、バウムクーヘン製造機械を手掛けている㈱不二商会(藤波哲也社長)と協力して、「米粉のバウムクーヘン」の実演や試食を実施。「アルファー(α)化米粉を使用した米粉パン」の試食も行っている。

新型の超小型気流粉砕機「フェアリーパウダーミル」は、大阪府立大学と連携開発。幅100㎝×奥行き50㎝×高さ80㎝と非常にコンパクトな新型機。米粉を利用する最終加工業者の中には、「米粉は1日10㎏程度あれば充分」という声もあった。従来機の生産能力では高すぎるため、小型の新型機を開発。農家や研究機関、洋菓子店などへの普及を図る。また、海外拠点での使用も小型のため、空輸が比較的容易だ。メンテナンスやオーバーホールにも、実機を空輸することで対応できる。西村社長は「生産者は勿論だが、洋菓子屋やパン屋、ラーメン屋などの最終加工業者が、地域の米を使って、自社店舗で米粉を作ることもできる。例えば、喫茶店でコーヒー豆を挽くように、店舗で米粉を作ることで、差別化を図ることができるのでは」とした。

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