ビジョンバイオ「くるみ」アレルギー表示義務化に対応、新受託アレルゲン検査スタート

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ビジョンバイオ(株)(福岡県久留米市、塚脇博夫社長)は3月23日から、食物アレルギー(アレルゲン)検査の「くるみ」で新たな食品表示基準に対応したサービスを開始した。

くるみELISA法(モリナガ1キット)の料金は、Sコース(3営業日)が税別1万8000円、Cコース(8営業日)が1万1000円。

従来、くるみは「アレルギー特定原材料に準ずるもの」とされていたため、アレルギー表示は義務付けられていなかった。一方、近年は木の実類がアレルギー原因物質として増加しており、特にくるみの症例数が著しいことから、消費者庁は2023年3月に食品表示基準を改正。くるみを特定原材料に追加し、アレルギー表示を義務化した。

義務化に伴い、消費者庁が示す「アレルゲンを含む検査方法」の中にもくるみを追加。ビジョンバイオもその検査方法に準じて、森永生科学研究所製(モリナガ)のELISA法検査キットを導入した。今後発売となる日本ハム製のキットも使用予定で「2023年4月上旬までには新たな食品表示基準に完全準拠した検査体制を整える見込み」。

〈米麦日報2023年3月28日付〉

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