津市産 米新ブランド「TSUGOME」立ち上げ、全農三重県本部・津安芸農・ミエライスの3者取り組み

「TSUGOME(津米・つごめ)」令和4年産津市特栽コシヒカリ
「TSUGOME(津米・つごめ)」令和4年産津市特栽コシヒカリ

全農三重県本部はこのほど、津市産米の新たなブランド「TSUGOME(津米・つごめ)」を立ち上げた。

津安芸農協、(株)ミエライスとの3者による取り組みで、シリーズ第1弾として令和4年産津市特別栽培米(特栽)コシヒカリを市内のスーパー30店舗で販売している。

津市役所に「TSUGOME(津米・つごめ)」販売開始を報告した時の様子
津市役所に「TSUGOME(津米・つごめ)」販売開始を報告した時の様子

津安芸農協によると「30年ほど前から特栽に取り組んでいたが、卸ごとにパッケージが異なることもあり、地元の消費者から『管内で生産された米がどこに売っているのか分からない』といった意見をいただくことがあった」という。

そこで今回は津安芸農協が集荷、県本部とミエライスが「津米」として統一した袋で市内で販売することで“津産津消”を目指す。ブランド名には「TSU(=津)Go me!(=さすが)」から“津の米はやっぱり美味しい”という意味も込めた。

全農三重県本部によると、市内のスーパーでは5kg袋を税抜1980円で販売、今後はふるさと納税の返礼品としても検討する。

令和5年産特栽コシヒカリは約10名の生産者によって10ha ほどの作付を見込む。また、特栽コシヒカリに次ぐ品種の作付にも取り組んでおり、令和5年産ではシリーズ第2弾が登場する予定だ。

〈米麦日報2023年7月26日付〉

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