善当勝夫・J-オイルミルズ取締役兼専務執行役員に聞く-春の食用油特集

食品産業新聞社では、春の食用油特集にあたり、日清オイリオグループ、J-オイルミルズ、昭和産業の製油大手3社の役員クラスの方に、15年度の業務用油事業の回顧や、16年度の施策方針などを聞いた。最初にJ-オイルミルズの善当勝夫・取締役兼専務執行役員のインタビューを紹介したい。

○ 価格維持に徹底して取り組み下期で挽回、業績を回復

–15年度の業務用油事業を振り返ると。

上期は昨年1月に続いて4月からも製品価格改定に取り組んだが、結果として目標未達に終わり、さらにミール価格が下落したことで、大変厳しい収益となった。

下期は、上期の厳しい業績を踏まえて、とりわけ当社は企業収益に占める製油事業のウエイトが大きいこともあり、一層の強い緊張感を持って製品価格改定に臨んだ。結果として第3四半期は、製品価格のコストが少し下げつつある中で、価格を維持することができ、上期の減益幅を圧縮することができた。(詳細は本紙にて)