食品廃棄物の不正転売防止対策で答申、新指針で取り組み措置示す-環境省

環境省の中央環境審議会はこのほど、環境相に対して、産廃業者による食品廃棄物の不適正な転売事件を踏まえ、食品リサイクル法の関連省令(食品循環資源の再利用等の促進に関する食品関連事業者の判断の基準となるべき事項を定める省令)の改定を提言する答申を行った。答申では、飼料化・肥料化といった食品リサイクルの適切な実施と共に、食品廃棄物を転売できないようにするため、食品関連事業者が講じるべき措置を新たに指針で示すことなどを盛り込んだ。同省では近く、省令改正案について意見募集を行った上で、年内を目途に省令改正と指針の公表を行うとしている。(詳細は本紙にて)