町田食品、固形分約23%の濃縮豆乳使用「とうふペースト」展開、作業効率向上に貢献
町田食品(静岡県富士市)は、業務用豆腐の「濃縮とうふ」や「とうふペースト」などを上市している。
「とうふペースト」は、固形分が約23%の濃縮豆乳を使用した豆腐だ。通常の豆腐(固形分10%前後)と比較して豆乳が濃いため、離水しにくく、白和えや豆腐ハンバーグなどの練り物や、チャンプルーなどに向いている。水切り不要で使える。
従来の豆腐を使う場合、パッケージを開封する作業が発生するが、一度に大量投入できるため、その手間がかからず作業効率アップに貢献できる。ゴミの削減にもつながるという。
レトルト釜による殺菌を95度で60分間行っているため賞味期限は20日間となっている。「とうふペースト」は5kg、「濃縮とうふ」は1kgの規格で展開している。
家庭用商品では、「平打ち風とうふ麵」を展開している。業界に先駆けて発売しており、30年以上の歴史があるという。容器から出してすぐに食べられるため、即食ニーズに応えられる商品だ。業務用での販売も検討している。
〈大豆油糧日報2024年4月16日付〉