日本初バブカ専門店「BABKA cadabra(バブカカダブラ)」オープン/外はサクッと、中はしっとりとした高密度な食感【リボン食品】

リボン食品「BABKA cadabra(バブカカダブラ)」をオープン
リボン食品「BABKA cadabra(バブカカダブラ)」をオープン

リボン食品は10月4日、京都・下鴨に日本初となるスイーツデニッシュ「バブカ」の 専門店「BABKA cadabra(バブカカダブラ)」をオープンした。これに伴い、10月16日に同店でプレス発表会を開催。筏由加子社長と新規事業企画課の鷲田千尋氏が登壇し、ブランド立ち上げの経緯や商品特徴について説明した。

写真右から、筏由加子社長と新規事業企画課の鷲田千尋氏
写真右から、筏由加子社長と新規事業企画課の鷲田千尋氏

バブカは東欧発祥のパンの一種で、2010年以降にニューヨークで人気が高まり、20年にはフランスでも専門店が登場するなど、世界的に注目を集めているスイーツデニッシュだ。 同社は「いつもの日を特別に変えるバブカ」をコンセプトに、構想から約8年をかけて開発した。手作業で一層一層を丁寧に編み込み焼き上げることで、断面に浮かび上がる美しい網目模様と層を実現した。

手作業で一層ずつ編み込み焼き上げ、美しい網目模様と層を実現
手作業で一層ずつ編み込み焼き上げ、美しい網目模様と層を実現

油脂をたっぷりと使用することで繊細な層が幾重にも重なり、外はサクッと、中はしっとりとした高密度な食感を生み出している。リッチな特製配合の生地にチョコレートや厳選素材を惜しみなく練り込み、まるでスイーツのように濃厚なニューヨークスタイルに仕上げた。

リボン食品は1907年創業の老舗で、BtoB事業を中心に「ユニークさ」、「パイオニア精神」、「ホスピタリティー」を大切に、日本初の製品を生み出してきた。BtoC分野では、ブラウニー専門店「Fat Witch Bakery(FWB)NY」を運営している。2015年から日本国内での製造・販売ライセンスを取得し、23年10月に創業者パトリシア・ヘルディング氏から事業を承継し、現在は京都・下鴨と東京・代官山に店舗を構える。オンライン販売も行っている。今回の店舗は、下鴨のFWB店舗の隣にオープンしたもの。

バブカカダブラ
バブカカダブラ

〈企業コラボなどでバブカの新たな可能性探る、東京や横浜で期間限定販売も〉

筏社長は、「当社は日本で初めてマーガリンを製造した会社であり、日本初の冷凍パイ生地や冷凍デザートケーキなども開発してきた。今回のバブカにも、その経験で培った技術を生かした」と話した。きっかけについて、「パトリシアさんから差し入れでもらったバブカを初めて食べたとき、そのおいしさに衝撃を受け、オリジナルのバブカを作りたいと思った」とした。

出店地については「京都はパンの街。ここでおいしいと認めてもらえたら、全国の方にも食べてみたいと思っていただけるはず」と話し、「日本ではまだ馴染みのないバブカを、ワクワクしながら食べておいしさに驚き、幸せな気持ちになってもらえたら」と想いを述べた。

今後については、「企業とのコラボにも取り組みたい。自信のある素材や有名ブランドとの組み合わせで、バブカの新たな可能性を探りたい」と展望を語った。

〈ラインアップは全6種〉

商品は、チョコレート生地をたっぷり練り込んだ「オリジナルバブカ」をはじめ、「エルビス」、「抹茶あずき」、「レモン」、「アップルシナモン」、「ジャバチップ」の6種類を展開する。

約8年を経て開発した全6種のバブカ
約8年を経て開発した全6種のバブカ

朝食やおやつ、酒類とのペアリングなど、日常のさまざまなシーンに合わせて楽しめる。 食べ方によっても異なる味わいを楽しめ、トーストすれば外はサクッと中はとろけるようにしっとり、電子レンジではふんわり、冷やすとしっとり濃厚な口当たりになると訴求する。価格(税込)は、各種2,500円、ハーフサイズ各1,300円、バブカップ(オリジナル・チョコレート・キャラメルの3種)各460円、バブカブレンドコーヒー270円。

大阪市内の工場で手作りしたバブカを急速冷凍して常設店と期間限定店に届ける。オンラインでは冷凍した状態で販売している。

期間限定店は、羽田空港「スタースイーツ」(10月8日~26年1月7日)に出店中で、今後は「渋谷ヒカリエ」(11月6日~12日)、「CIAL横浜」(11月15日~25日)、「エキュートエディション渋谷」(11月 28日~12月 17日)での販売を予定している。

常設店の所在地は京都市左京区下鴨東半木町67‐6。営業時間は午前10時~午後6時、月曜定休(祝日営業)。

〈大豆油糧日報2025年10月28日付〉

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