キーコーヒー、「フード&ワイン提案会」開催、ワイン含む幅広い提案を強化 クレダルジャン×トアルコ トラジャも
キーコーヒーは9月10日、東京都立産業貿易センター浜松町館で、業務用市場向け展示会「フード&ワイン提案会 in Tokyo 2026」を開催した。コーヒーを核に、食材、ワインなど幅広い商材を提案。キーコーヒーおよび協力メーカー計31社が出展した。事前登録者は499人で、東京開催過去5回で最多となった。
今年の特徴の一つが、ワインを含めた提案の強化だ。会場では南オーストラリア州のワイナリー「アンゴーヴ・ファミリー・ワインメーカーズ」をはじめ、欧州や第三国のワインを紹介。ホテルやレストランに対し、朝食から夕食まで幅広いシーンを想定した提案を行った。

同社事業本部長の柳雅人氏は、業務用市場について原材料費や人件費の上昇、人手不足が続く一方、チェーン店などではDXや価格転嫁が進んでいると説明。同社の業務用顧客は店舗数ベースで個人経営が約6割を占めており、こうした店舗には価格だけでなく、来店理由につながる「体験価値」を提案する。一方、インバウンド需要を背景に伸長する宿泊施設・観光関連には、品質や機能性、オペレーションまで含めた提案を強化する。
今回の提案会は、顧客との接点づくりに加え、営業活動の効率化や社員の提案力向上も狙う。顧客が商品を体験できる場を設け、その後の営業活動につなげるほか、メーカーやインポーターから直接説明を受け、商品知識を深める。今後は地域での開催も進め、10月28日には初となる札幌での開催を予定している。
同社事業本部事業推進部チームリーダーの児玉道春氏は、同社が掲げる2030年の姿「珈琲とKISSAのサステナブルカンパニー」に触れ、「コーヒーを提供するお店が繁盛し、需要が生まれるようにすることもわれわれの役割」と説明。展示会を通じて顧客の声を直接聞き、商品開発や調達につなげていく考えを示した。
会場では、同社のフラッグシップブランド「トアルコ トラジャ」をはじめ、イタリアのエスプレッソブランド「illy」などを紹介。食品では、3月から展開している業務用食材のプライベートブランドを統合した「クレダルジャン」を紹介。「コーヒーと食の楽しさ」をコンセプトに、新商品「モカケーキ」と「トアルコ トラジャ」のペアリングを提案した。児玉氏は、顧客の反応を各部門と共有し、商品開発やラインアップの拡充につなげる考えを示した。
ワインについては、生産者のこだわりやストーリーを生かし、ホテルやイタリアン、スペイン料理などへの提案を強化する。児玉氏は「より深い提案につなげたい」と話した。
また、9月1日からオーガニックハーブティーブランド「Pukka(パッカ)」の国内販売を開始。
会場には食品・冷凍食品、調味料などを扱うメーカーがブースを構えた。







