GREEN×EXPO 2027開催半年前、さまざまな試みで機運醸成を図る
2027国際園芸博覧会協会は、開幕まで半年となったGREEN×EXPO 2027開催半年前記者発表会を9月15日、都内で開いた。鈴木憲和農林水産大臣を始めとした関係各大臣が集まり挨拶を述べた他、GREEN×EXPO 2027の最新情報発表や、現地に駆けつけたスペシャルサポーターによる見どころのプレゼンなどが行われた。
開会に際し同協会の筒井義信会長は「世界では気候変動や生物多様性の損失など、地球規模の課題が深刻化している。こうした中で人と自然との共生の重要性が改めて認識されている。GREEN×EXPOのテーマは“幸せをつくる明日の風景”。これは単に花と緑を楽しむだけの博覧会ではない。自然の力を通じて、人と人、人と自然、そして地球との新たなつながりを育み、持続可能で心豊かな未来の姿を世界に発信する場として開催する。世界が様々な課題に直面する今だからこそ、GREEN×EXPOを通じて未来への希望を共有したい。そして、未来を担う子どもたちがより良い地球と社会を引き継ぐために何ができるのかを考え、一人一人が行動するきっかけをもたらすような、そんな国際博覧会にしたいと願っている」と挨拶を述べた。
高市早苗首相はビデオメッセージで「この博覧会は、人と自然が共生する持続可能な社会の日本モデルを世界に示し、そのために必要な脱炭素、生物多様性の回復、循環型経済の実現を広く内外に発信する重要な機会。強い経済を構築するためのグリーン技術の産業見本市であり、日本成長戦略の一環として、様々なグリーン技術が披露されることを楽しみにしている。横浜から世界へ、そして次の世代へ、未来への希望を発信する博覧会となることを心から期待している」とコメントを寄せた。
鈴木農相は「農林水産省としても、GREEN×EXPOをみんなが楽しめる万博にするべく、次の3点をモットーに準備を進めてきている。1点目は“彩り”。GREEN×EXPOでは、約100haの広大な敷地で、圧倒的な花と緑が季節を彩り、皆様をお迎えする。100haというと東京ドーム21個分。そして2点目は“食と農”。会場では様々な展示や水田、畑を設置するほか、世界の食や園芸博ならではの建物などもあり、五感を使って食と農を皆様に楽しんでいただける。3点目は、我々農林水産省が準備を進めている日本政府苑。政府苑では、我が国の伝統的食文化や生け花、そして、初公開となる盆栽のほか、食と農の課題を解決する植物工場や陸上養殖を展示し、我が国が自然との調和の中で育んできた文化や技術を世界に発信するショーケースとする。気候変動の影響を受けるこれからの地球社会においても、食や農が未来につながる姿を示していきたい」と説明した。
展示施設の愛称への募集は、3施設合計で全国から3,611件の応募があった。テーマ館が「ねっこ」、園芸文化館が「いろはにわ」、屋内出展施設が「はなめぐり」と決定した。新たに毎月19日を、公式マスコットキャラクターである「トゥンクトゥンクの日」とすることも決めた。開幕前からSNSを起点にトゥンクトゥンクの魅力やGREEN×EXPOに関する情報を発信する。
会期中のイベントリストの第1弾が発表された。公式参加者の参加を称え、各国の文化に対する理解を深めることを目的に実施する国際博覧会を象徴する行事、ナショナルデー・スペシャルデーもそのひとつだ。現在は、スペインやイタリア、アメリカ、タイなど59か国機関の実施が決定している。7月には、マクニカ・グリーンテックメッセにおいて、グリーンテック集中見本市を開催する。脱炭素・循環経済の実現や生物多様性の回復につながる最先端のグリーンテックを広く発信し、グリーン投資の拡大を促進する。協会主催のお祭り催事プロジェクトを実施し、青森の北の増設展示をはじめ、だんじりなど全国の祭りと連携し、日本の自然界や文化の魅力を世界に発信する。
大阪・関西万博のシンボルとして親しまれた「大屋根リング」の木材を再利用した特別企画チケット「RING PASS」を2,027枚限定で発売する。同チケットは横浜市が2025年日本国際博覧協会から譲り受けた大屋根リングの木材の一部を活用した、横浜市とのコラボレーションチケット。通期パスとして使用できる。

スペシャルサポーターとして園芸デザイナーやタレントとして活躍する三上真史さんや、大阪・関西万博でもスペシャルサポーターを務めたNMB48の塩月希依音さんと平山舞衣さん、Youtubeなどで活躍する知識集団のQuizKnockからふくらPさんと鶴崎修功さん、神奈川県出身の女優である榊原郁恵さんや芸人の囲碁将棋さんらはそれぞれの視点から見どころを紹介した。

〈米麦日報2026年9月16日付〉







