【ハインツ日本】食感とギルティ感で市場性のある“衣系ポテト”を拡充、冷凍ポテト「オレアイダ」ブランドに「サクサククランチ」投入

花澤和巳氏(左)とアンデルソン・カルネイロ社長(右)
花澤和巳氏(左)とアンデルソン・カルネイロ社長(右)

ハインツ日本は今秋、冷凍ポテトブランド「オレアイダ」に、薄い衣をつけたシューストリングポテト「サクサククランチ」を投入する。

若年層に人気のサクサク食感のフライドポテトで、背徳感のあるギルティグルメが人気を集めていることから、食トレンドも意識した。フライドポテト市場No.1ブランドとして、最需要期であるクリスマスなどの年末商戦に向けた提案も強化し、拡販につなげていく。

9月上旬から発売している「サクサクポテト」は、米粉を使用した厚めの衣と、通常のシューストリング(7.0mm)より少し太めの9.7mmカットを採用した冷凍ポテト。厚めの衣が食感をキープし、時間が経ってもサクサク感が持続する。フライパンを使い、少ない油でも調理できるため、家庭でも手軽に楽しめるという。原料はインド産ポテトを使用。250g入り、306円(想定平均・税抜)。

15日に都内本社で開かれた発表会で、アンデルソン・カルネイロ社長は、「専門店の進出や回転寿司チェーンなどで冷凍ポテトの存在感が高まっており、我々は新たな成長ステージに入ったと考えている。マーケットのリーダーとして、おいしさや食感にこだわり、冷凍ポテトの新たな需要や食シーンを提案する」と語った。なお1951年にアメリカで誕生した「オレアイダ」は、日本において40年以上にわたって商品展開を行っており、家庭用冷凍ポテトでは売り上げNo.1のブランド。同ブランドもけん引し、冷凍ポテトの日本への輸入量は、この40年間で3倍に伸長している。

家庭用冷凍ポテトは近年、外食店での人気を受け、特にシューストリングに衣をつけた「その他シューストリング」が市場を拡大しており、新商品ではそこに着目した。「その他シューストリング」を“衣系ポテト”と銘打ち、新商品を投入し、市場への浸透を図るという。

マーケティング&カテゴリー本部フローズン カテゴリーリードの花澤和巳氏は「フライドポテトはサイドメニューにとどまらず、専門店の登場や商品の多様化で食感や形状そのものを楽しむメニューへと進化している。また外食・中食ではご褒美感のあるギルティグルメが人気を集めており、両方に応える商品として“衣系ポテト”を強化する」と開発背景を語った。同社既存の極細(5.7mm)「スーパークリスピー」も右肩上がりで売り上げが伸長しており、衣なしの「シューストリング」と合わせ、3品体制で拡販につなげる。拡販に当たっては、物価高・節約志向で“おうちクリスマス”需要が拡大していることから、ソースなどでアレンジを楽しむ年末需要を見据えた提案も強化していく。

「サクサククランチ」と「スーパークリスピー」
「サクサククランチ」と「スーパークリスピー」

〈冷食日報 2026年9月16日付〉

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近年の冷凍食品をめぐる情勢は、共働き世帯の増加や家族構成の変化、また飲食店や量販店の惣菜売場の多様化によって需要が増加しています。一方で、家庭用冷凍食品の大幅値引セールの常態化はもとより、原料の安定的調達や商品の安全管理、環境問題への対応など課題は少なくありません。冷食日報ではこうした業界をめぐるメーカー、卸、そして量販店、外食・中食といった冷凍食品ユーザーの毎日の動きを分かりやすくお伝えします。

創刊:
昭和47年(1972年)5月
発行:
昭和47年(1972年)5月
体裁:
A4判 7~11ページ
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