松屋銀座 冷凍食品の新商品など発売、日本で唯一「50TOP ITALY」選出店も参加
松屋銀座は10月1日、自社で手掛ける冷凍食品「GINZA FROZEN GOURMET(ギンザフローズングルメ)」の新商品を発売した。今回は、グループ会社が運営するイタリア料理店「エノテーカ ピンキオーリ名古屋」が作ったラザーニャと米粉クレープを展開するほか、雑誌『家庭画報』とのコラボレーションセットを販売する。物価高に加え、飲食料品の税率引き下げが議論される中、中食への関心が強まっている。新しい商品の提案で支持の拡大などにつなげる。新商品などを通じて3年後の売り上げは、現状の約3倍にあたる3億円を目指す。
「ギンザフローズングルメ」は、銀座の名店の看板料理などを冷凍食品として販売する銀座松屋の冷凍食品売場。松屋銀座や自社EC以外でも販売しており、明治屋を中心としたスーパー16店舗で扱っている。現在の売り上げは1億円で、来春までに20店舗での展開を予定するほか、将来的には30店舗まで広げることを目指す。
「エノテーカ ピンキオーリ名古屋」は、イタリア・フィレンツェに本店を構えるイタリア料理店。「50TOP ITALY 2026」に日本で唯一選出された。今回発売の2品は、フィレンツェのシェフと意見を交換しながら完成させた。

統括調理長県製菓長の島浩平氏は「冷凍の商品を送り出すうえで、何度も本店のシェフのチェックを受けてようやく発売に至った」と振り返る。
同店を運営するアターブル松屋の取締役執行役員で第一営業部長兼営業企画部長の辻田泰氏は「東京ではまだ知らない方も多いため、知っていただくきっかけになればと思い参加した」と話す。
今後については「冷凍品も厨房で調理したものを送り出しているため、製造できる量には限界がある。まずは今回発売の商品をしっかり提案し、次につなげたい」と語った。
また、雑誌『家庭画報』とのコラボレーションセットも2種発売する。「銀座みかわや」や「銀座吉澤」、「銀座日東コーナー1984」などの名店が参加し、名店の料理をコース仕立てで楽しめる「銀ぶらコース仕立てセット」と、酒類とのペアリングを堪能できる「銀ぶらアペロセット」の2種を展開する。

9月30日に行われた発表会で、冷凍食品事業の責任者である今井克俊氏は「冷凍食品は右肩上がりで伸びており、軽減税率が行われた場合は、わずかではあるが少し値ごろな価格で名店の料理を楽しむこともできるため、より伸長が見込める。来春に新商品の投入などで盛り上げられるような体制を作りたい」と語った。







