AGF関東、太田市と包括連携協定 30周年の節目に地域貢献を強化
AGF関東は10月5日、群馬県太田市と包括連携協定を締結した。災害時の支援や地域文化・観光の振興、子どもたちへの学びの提供など、幅広い分野で連携する。同社が自治体と包括連携協定を結ぶのは今回が初めて。太田市の工場が竣工30周年を迎える中、これまで地域に支えてもらったことへの感謝を形にするとともに、地域貢献をさらに強化する。
同日、太田市役所で締結式を開き、AGF関東の榎並淑夫社長と太田市の穂積昌信市長が協定書に署名した。会場には太田市マスコットキャラクター「おおたん」とAGF公式キャラクター「ビーン太くん」も登場し、記念撮影を行った。
榎並社長は「30周年という節目の年に、太田市で30年間事業を続けさせてもらったことを考えると、太田市民の皆さんに何らかの形でお返しをするべきではないかと考えた」と協定締結の背景を説明。「太田市と我々が、それぞれの強みを生かしながら力を合わせ、地域の皆様に喜んでいただけるような取り組みができたら」と意欲を示した。
協定では、災害時の支援に加え、地域文化や観光の振興、子どもたちへの学びの提供などで連携する。災害時の支援では、6月に設置した太陽光パネルなどを活用した支援も検討している。
穂積市長は、AGF関東がこれまで地域のイベントや交通安全運動、地域活動などに協力してきたことに触れ、「社員の皆様が地域で活躍されている姿を、これまでもたくさん見てきた」と話し、30年にわたる地域での活動に感謝を示した。その上で、今回の協定を「さらなる発展、お互いのさらなる発展に向けて、地域の皆様に還元できるもの」としていくことに期待を示した。
AGF関東の前身となる「グリーンパック」は1996年、現在の太田市に尾島工場を竣工。2006年4月に味の素AGFの生産関係会社としてAGF関東が発足した。現在は「ブレンディ」スティックや「ちょっと贅沢な珈琲店」ドリップパック、インスタントコーヒーなど、味の素AGFの主要商品を生産している。

これまでも地域でのコーヒー教室や学校への出張授業など、地域との接点を広げてきた。工場見学もその一つで、年間約5000人を受け入れている。榎並社長は、地域住民に工場を知ってもらうだけでなく、従業員の家族にも職場を見てもらう機会を設けることで、地域とのつながりや従業員のエンゲージメントを高めていきたい考えを示した。
また、コーヒーを扱う企業として、健康や教育の面でも地域との接点を広げる。これまでも大人向けのコーヒー教室などを行ってきたほか、子どもたちにも年齢に応じた形でコーヒーについて知ってもらう取り組みを進めている。今回の協定を新たな第一歩として、これまでの活動をさらに充実させ、地域への貢献を広げていく。
竣工30周年を記念し、10月10日には地域住民や従業員、その家族ら約200人を招いた「AGF関東 工場開放DAY!」を開催する。工場見学のほか、コーヒーの産地別飲み比べやタンブラーの絵付け、スタンプラリーなどを実施し、地域との交流を深める。







