タリーズコーヒージャパン、創業20周年イベントを開催

考案した「シュトーレンラテ」の魅力を語る石川千晴ストアマネージャー
〈バリスタコンテストは実力者が競演〉

創業20周年を迎えたタリーズコーヒージャパンは11月22日、毎年開催しているバリスタコンテストを、舞浜アンフィシアター(千葉県)で大規模に開催した。

同コンテストは、店舗フェロー(スタッフ)のコーヒーに関する知識や顧客へのホスピタリティの向上を図るトレーニングプログラムの一環として始まったもので、全国から地域の代表者が競う大会。当日は、各エリアの実力者が日頃の業務で磨いた技術やホスピタリティを披露し、関係者や応援に駆けつけたフェローを盛り上げた。

一方、会場内の展示ブースでは、20周年を記念し、同社の「一杯一杯手作り」へのこだわりの原点にある「バリスタ」を体験できる工夫が施され、メディア関係者に改めて「タリーズコーヒー」の魅力を発信した。

これは、同社の約1万7000人いるフェローのうち29名しか合格者がいないテイスティング能力やコーヒー全般の深い知識を持つ「コーヒーマスター」が、600店超の規模になった同社の20年の軌跡や生産地との取り組みを丁寧に紹介してくれるもの。ブラジル・バウ農園に07年にブルボン種の苗を植えた取り組みやグァテマラで10回目を迎えるカッピングコンテスト、そして、コスタリカやエチオピアでのプロジェクトなどの解説を行うとともに、ハンドドリップしたスペシャルティコーヒー「ゲイシャ」の提供を行った。

ブースを紹介してくれた天野絵美ストアマネージャーは、「タリーズは“5つの最高”を掲げており、最高の豆、最高の焙煎、最高のバリスタ、最高のホスピタリティ、そして最後の一つは各自がテーマを決めて取り組んでいます」とした。

新商品説明会も同ブースで実施され、ホリデードリンクの第2弾として11月29日から全店で発売された「シュトーレンラテ」を紹介した。同ドリンクの考案者は、昨年と今年の2年連続で「バリスタコンテスト」優勝の石川千晴ストアマネージャーで、昨年の創作ドリンク部門で最優秀賞を獲得したドリンクを商品化したもの。石川マネージャーは、「待ち遠しいクリスマスまでの間、ワクワクした気持ちで食べるのがシュトーレン。『シュトーレンラテ』を飲んで、楽しく温かな気持ちになっていただけたら」とコメントした。

〈食品産業新聞2017年12月4日付より〉

“5つの最高”を紹介する天野絵美ストアマネージャー

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