アサヒ飲料、表参道で「green cola」をサンプリング 近藤社長も来場者に手渡し
アサヒ飲料は8月8・9日の2日間、Mercedes-Benz STUDIO TOKYO(東京都港区)で「green cola(グリーンコーラ)」のサンプリングイベントを開いた。9日には近藤佳代子社長が会場に立ち、来場者に商品を手渡した。
会場は表参道交差点に近く、若者らが多く行き交う。黒と緑を基調としたサンプリングブースを設け、冷やした商品を午前11時、午後1時、同3時の3回に分けて配布した。

近藤社長は「メルセデス・ベンツには、誰もが『格好いい』『憧れる』と感じる世界観がある。その格好よさと、『NO is Smart』という、特にZ世代が格好いいと感じる価値観が合っている」と語った。
「green cola」は、植物由来のステビアを使用し、砂糖・保存料不使用、カロリーゼロとした。5月12日に1都3県のコンビニエンスストアで先行発売し、8月4日に全国へ拡大した。先行販売の初週は想定を約70%上回った。全国販売開始から3日となる8月6日時点で、先行販売分を含む累計販売は、当初の年内目標50万箱を上回る60万箱(1440万本)に達した。これを受け、アサヒ飲料は年内販売目標を4倍の200万箱に引き上げた。
全国発売に合わせ、各地の店頭でも試飲会を展開している。マーケティング本部マーケティング一部長の高橋徹氏は「想定以上の数量を初回出荷したが、店頭での動きも非常に速い」と手応えを述べるとともに、今後について「いろいろな場所でサンプリングを実施できればありがたい」と話した。

近藤社長によると、同社は過去にもコーラ飲料へ複数回挑戦したが、ブランドの定着は容易ではなかったという。「過去の挑戦では、コーラカテゴリーへ商品を出したいという当社側の思いが強かったのではないか。今回は、お客さまの価値観や社会の変化を捉えている」と振り返った。
さらに、「メーカー側が『この商品を出したい』と言うだけでは、おいしい商品というだけで終わってしまう。そこにはブランドの世界観やストーリーが必要だった。今回は、その両方がある」と強調した。
高橋氏は、今回の販売を通じて「コーラはやはり大きな市場だ。初回のスタートダッシュも非常に良く、生活者のニーズの強さを改めて感じている」と説明。「今回は商品としてしっかり差別化できている」と語った。
近藤社長は「私たちがコーラ市場に参入する目的は、お客さまの選択肢を広げ、市場を活性化することだ」と説明した。
若者を中心に訴求しているが、幅広い世代から反響が寄せられているという。近藤社長は「お客さま相談室には、60代や70代のお客さまからも『格好いい』『味がすっきりしていて飲みやすい』という声が届いている」と明かした。
今後はハロウィーンやクリスマスなど、人が集まる機会に合わせた施策を展開する。近藤社長は「みんなが集まる場で、『green cola』を選択肢の一つにしてもらいたい」と述べ、ブランドの定着を図る考えを示した。







