キーコーヒー、「まだ知らない」魅力発信 山田涼介さんをCM起用
キーコーヒーは、家庭用コーヒーブランド「KEY DOORS+(キー ドアーズプラス)」のブランドアンバサダーに山田涼介さんを起用し、簡易抽出型コーヒー「JET BREW(ジェット ブリュー)」の新テレビCMを8月24日から放映する。CMでは「ニッポンはまだ、KEY COFFEEを知らない。」を掲げ、「JET BREW」を入口に、キーコーヒーの新たな一面を伝える。
8月17日に東京都内で開いた発表会で、柴田裕社長は、1920年に横浜で創業した歴史を紹介。「コーヒーこそ新しい世界への扉を開く鍵」との思いから「キーコーヒー」の屋号が生まれたと説明した。「JET BREW」については、「10秒というタイムパフォーマンスとコーヒーのおいしさという、新しい世界への扉を開く鍵のような商品」と語った。
「JET BREW」は2025年9月に発売した。特許技術を取得した独自のフィルター構造により短時間抽出を実現。コーヒーバッグをお湯の中で上下に振ることで、最短10秒でレギュラーコーヒーを抽出できる。抽出器具が不要で、手軽に楽しめるのが特徴だ。9月1日にはパッケージを全面リニューアルし、新たに「キリマンジャロ」を加えて5種類を展開する。
新CMでは、山田さんが「JET BREW」でコーヒーを淹れ、朝のひとときを過ごす姿を描いた。新CMは17日からキーコーヒー公式YouTubeで公開し、24日からテレビで放映する。
田中正登志執行役員マーケティング本部長は山田さんの起用について、「コーヒーの香りやイメージと、山田さんが醸し出す雰囲気のマッチングが非常にいい」と説明。「コーヒーがお好きで、幅広い世代に支持されている。当社としても、さまざまな層にキーコーヒーのファンを広げていきたい」と話した。
山田さんはブランドアンバサダー就任について、「毎日必ず1杯はコーヒーを飲むくらいコーヒーが好きなので、とてもうれしかった。自分なりにコーヒーの魅力をたくさんの方に届けられるんじゃないかなと思った」とコメント。「起きてまずすることがコーヒーを淹れることで、そこから僕の一日がスタートする。コーヒーの香りを感じることで、一日のスイッチが入るような感覚がある」と語った。

発表会では「JET BREW」の抽出にも挑戦した。自身の感覚で10秒を計りながらコーヒーバッグを振ったところ、結果は12秒04。「完璧だと思ってたんですけどね。できれば10秒ぴったりでやりたかった」と笑顔を見せた。抽出した「オリジナルテイスト」を試飲し、「非常に飲みやすい。朝にぴったりの一杯になるんじゃないかな」と話した。
「KEY DOORS+」は2023年秋に展開を始めた家庭用ブランド。豆や粉、簡易抽出型、水出し用コーヒーバッグ、リキッドコーヒーなどをそろえる。田中本部長は、「おいしさや品質は当たり前。それに加えて情緒的な価値を提供したい」と説明。「コーヒーを淹れて、飲んで、味わう時間だけは自分らしさを取り戻してほしい」とブランドの狙いを語った。
今回のCMで強く打ち出すのが、「ニッポンはまだ、KEY COFFEEを知らない。」というメッセージだ。同社は100年以上の歴史を持ち、「KEY COFFEE」の看板は広く知られている。一方、家庭用商品の幅広さや新しい取り組みまでは十分に伝わっていないとみている。
柴田社長は囲み取材で、長年事業を展開する中でも「やっぱり喫茶店の看板が一番認知されている」と指摘。本格的な豆や粉から手軽に楽しめる商品まで、多彩な展開をしていることを知ってもらいたいとの考えを示した。
田中本部長も、「キーコーヒーの本当の深さや広さを、まだまだ知っていただける余地がある」と強調。「山田涼介さんを起用した会社はどんな会社なのか、とホームページをのぞいていただくだけでもいい。それがキーコーヒーのさまざまな価値を知っていただくきっかけになれば」と話した。
同社は「KEY DOORS+」を通じ、従来から支持する顧客との関係を大切にしながら、若年層など新たな層との接点も広げる。田中本部長は「今までのロイヤルユーザーに加え、若年層をはじめ、これまでキーコーヒーとの接点がなかった方々ともコミュニケーションを取っていきたい」とした。

数ある商品の中から「JET BREW」をCMの主役に選んだ理由について、柴田社長は「『ニッポンはまだ、KEY COFFEEを知らない。』というところで、一番の直球はJET BREWだと思っている」と説明。「『こういう商品もあるんだ』と感じてもらい、まずJET BREWからキーコーヒーをもっと知ってほしい」と語った。
キーコーヒーはテレビCMを通じ、「JET BREW」の認知拡大とともに、創業106年の会社が持つ新しい一面を幅広い世代に伝えていく。







