AGF関東、来年2月に「AGF群馬」へ社名変更 地元住民らと竣工30周年祝う

竣工30周年を記念した「工場開放DAY!」に参加した地元住民や従業員の家族ら
竣工30周年を記念した「工場開放DAY!」に参加した地元住民や従業員の家族ら

<工場開放イベントに201人参加、地域とのつながり深める>

AGF関東は10月10日、群馬県太田市の工場で、竣工30周年を記念した「工場開放DAY!」を開催した。地元住民100人と従業員の家族101人が参加し、工場見学やコーヒーの飲み比べなどを通じて30周年の節目を祝った。同社は2027年2月1日付で「AGF群馬」へ社名を変更する予定で、地域に根差した企業として、工場や商品の認知拡大を図る。

同工場は1996年に竣工し、「ブレンディ」スティックや「ちょっと贅沢な珈琲店」ドリップバック、インスタントコーヒーなど、味の素AGFの主要商品を生産している。

2027年2月1日付で「AGF群馬」に社名変更することを発表するAGF関東の榎並社長
2027年2月1日付で「AGF群馬」に社名変更することを発表するAGF関東の榎並社長

榎並淑夫社長は、今回のイベントは従業員が主体となって企画・運営したと説明。「知っていただき、『これおいしいな』というきっかけになれば」と話し、商品を持ち帰ってもらうことで家庭でも同社商品への理解を深めてもらいたい考えを示した。また、地元で働きたい人に同社を選んでもらえるよう、工場や商品の認知拡大につなげていく意向を示した。

冒頭の式では、太田市の穂積昌信市長が祝辞を述べ、竣工30周年を祝った。世良田下町の高田区長も、開催への感謝と同社のさらなる発展への期待を示した。

AGF関東の工場見学で、製造工程の説明に耳を傾ける参加者ら
AGF関東の工場見学で、製造工程の説明に耳を傾ける参加者ら

イベントでは、工場見学のほか、コーヒーの産地別飲み比べや「ドリンクコレクション」、「ブレンディ」スティック詰め放題、マイタンブラー作り、スタンプラリー&AGF関東クイズラリー、輪投げなどを実施した。

工場見学では、コーヒー製品の製造工程や品質管理の仕組みを紹介した。ドリップバッグの製造では、コーヒー粉の充填から異物検査、包装、箱詰めまでの流れを説明。また、工場内の掲示では、焙煎・抽出後の廃棄物の肥料などへの活用や、生豆輸送用の麻袋の再利用も紹介した。

「ドリンクコレクション」では、「ちょっと贅沢な珈琲店」の地元ブレンドシリーズを、北海道、東北、北関東、東海、北陸信越、関西、瀬戸内、九州など地域ごとに用意。「ブレンディ カフェラトリー」なども並べ、参加者が同社商品の幅広いラインアップに触れる機会とした。「ブレンディ」スティック詰め放題では、参加者が好みの商品を選び、袋詰めを楽しんだ。

来場者と記念撮影する「アジパンダ」「ビーン太くん」「おおたん」(左から)
来場者と記念撮影する「アジパンダ」「ビーン太くん」「おおたん」(左から)

会場には、太田市のマスコットキャラクター「おおたん」、味の素の「アジパンダ」、味の素AGFの「ビーン太くん」も登場。3体そろっての記念撮影が行われ、来場者が一緒に写真を撮る姿も見られた。

企画・運営には約40人の従業員が参加した。メンバー全員でイベントの方向性を考え、実施したい企画を投票で決めた後、担当チームごとに具体的な内容を詰めて準備を進めた。部署を越えてアイデアを持ち寄り、来場者に楽しんでもらうための工夫を重ねた。

管理部人事・総務グループ総務・広報係長の谷口愛美氏は、30年にわたり事業を続けてこられたのは地域の支えがあってこそと説明。今回のイベントを、地域への感謝を伝える機会にしたいと話した。会場には、前身のグリーンパック時代から勤める従業員も家族連れで訪れ、竣工30周年の節目を楽しんだ。

同社は、地域の学校での出張授業や出張コーヒー教室など、地域に根差した活動を続けている。10月5日には太田市と包括連携協定を締結した。災害時の支援や地域文化・観光の振興、子どもたちへの学びの提供などで連携を進める。今回の工場開放も、地域とのつながりを深める機会となった。