日本アクセス「フローズンアワード2023」表彰式を開催、冷食グランプリは味の素「ギョーザ」が5回目の受賞

日本アクセス「フローズンアワード2023」表彰式を開催
日本アクセス「フローズンアワード2023」表彰式を開催

日本アクセスは12月12日、「フローズンアワード2023」表彰式を東京・西品川の本社で開催し、各部門の受賞商品を発表した。グランプリには、冷凍食品部門で味の素冷凍食品「ギョーザ」が、アイスクリーム部門でオハヨー乳業「昔なつかしアイスクリン」が選出された。

2023年は冷凍食品28社、アイスクリーム19社、特別協賛1社の計48社が参加し、エントリー商品は235品におよんだ。各部門の受賞商品は一般消費者のWeb投票により決定、総投票件数は前年比118%の314万8,354票と大きく増えた。

今回で11回目を迎えた同企画では、10~11月の2カ月間、動画を活用したWeb投票「総選挙」でのオープンキャンペーンならびに、クローズドキャンペーンの両軸に加え、Youtube配信の「フロアワTV」の3つの施策を実施。

さらにWeb投票の順位をもとに、2024年1月以降、全国の小売業で店頭販促・プロモーションを展開し、フローズン売場全体の活性化を図る。

これら4つの施策でフローズンの売上拡大・認知拡大を推進するとともに、Web投票結果のランキング発表サイトに商品PR動画も掲載し、店頭やパッケージだけでは伝えきれない商品の魅力を紹介する。

冷凍食品各部門(10部門)の1位は▽おかず(食卓)部門:味の素冷凍食品「ギョーザ」▽おかず(小分け)部門:味の素冷凍食品「プリプリのエビシューマイ」▽米飯部門:ニチレイフーズ「本格炒め炒飯」▽麺類部門:マルハニチロ「五目あんかけ焼そば」▽軽食・おやつ部門:ニチレイフーズ「今川焼(あずきあん)」▽冷凍野菜・果実部門:マルハニチロ「ブロッコリー400g」▽ワンプレート部門:ニチレイフーズ「三ツ星プレート デミグラスハンバーグ&ナポリタン」▽日本全国!名物・名店部門:マルハニチロ「あじわいのれん 麺魚 鯛だしラーメン」▽新商品部門:味の素冷凍食品「白チャーハン」――が選ばれた。

また、新商品のエントリー商品からメディアを代表して日本食糧新聞社が選定したトレンド特別賞には、冷凍食品部門で味の素冷凍食品「白チャーハン」、アイスクリーム部門で赤城乳業「ガツン、とアップルパイ」が、ゲストが選ぶゲスト特別賞は、冷凍食品ジャーナリストの山本純子氏がテーブルマーク「丹念仕込み本場さぬきうどん3食」を、冷凍王子こと西川剛史氏が味の素冷凍食品「白チャーハン」を、動画配信「フロアワTV」に出演したタレントのはるな愛氏が赤城乳業「ガリガリ君ソーダ」を、それぞれ選出した。

ほか、商品PR動画を表彰する動画優秀賞3作品や、社内外へのキャンペーンの告知活動の内容を表彰する「裏PR活動アワード」もそれぞれ表彰された。

受賞商品の詳細は次のランキング発表サイトで見ることができる。

〈フローズン商品喫食機会の創出は当社の使命=服部社長〉

表彰式開催にあたりあいさつした服部真也社長は要旨次のように述べた。

今年を振り返ると、一昨年から続く原材料価格高騰、円安があり、春から秋にかけて価格改定が続いた。値上げ効果で金額ベースでは増加傾向があるものの、消費者でも生活防衛意識の高い方々の中では買い控えが見られ、一方で外出・観光需要の増加や、付加価値のあるものに対しては高い金額でも買いたいという方々もおり、消費者の購買行動の多様化に繋がっている。今後、そうした多様化するニーズに合わせてマーケティング施策、商品施策を講じていくことが重要になると思う。当社はその施策の1つとして、「チン!するレストラン」を昨年10月東京・秋葉原、今年6月に大阪で開催し、メディアにも多くとり上げられ、多くの方々に関心、興味を持っていただき、消費行動を直接我々も見られる大変良い機会となった。

まだまだ伸びしろのあるフローズン商品の喫食機会の創出が市場拡大に繋がり、これは我々卸の使命とも考えている。今後もさらに中身をブラッシュアップしながら、購入機会創出に繋げていきたい。

さて23年度上期の当社フローズン部門業績は、全体で前年比112%、うち家庭用も112%で、内訳は冷食108%、アイス115%だった。通期としても110%を上回ると見ている。

◆「フローズンアワード2023」ランキング発表サイト

〈冷食日報2023年12月13日付〉