日本アクセス「チン!するレストラン in FUKUOKA」開幕 5回目開催、冷食・アイスの需要創出と市場活性化に向けた体験型企画

日本アクセス「チン!するレストラン in FUKUOKA」
日本アクセス「チン!するレストラン in FUKUOKA」

日本アクセスは9月4日から9月23日までの20日間、福岡市東区の福岡アイランドシティフォーラムで、冷凍食品とアイスクリームの食べ放題イベント「チン!するレストラン in FUKUOKA」を開催している。3日にメーカーなどの関係者やメディアなどを招きオープニングセレモニーが開かれた。同イベントは冷凍食品やアイスクリームの需要創出と市場活性化を目的とした体験型企画として2022年の東京・秋葉原を皮切りに開催しており、その後大阪・愛知・札幌に続き今回が5回目、九州初の開催となった。

近年、物価上昇や節約志向の高まりにより、消費者が新しい商品を気軽に試すハードルが高まっており、購入の失敗を避けるため、普段から買い慣れた同じものばかりを選んでしまう傾向も強くなっている。さらに、日常の買い物において売り場の棚を見る時間はわずか約3秒とも言われており、メーカーが多大な労力をかけて開発した多くの優れた商品が、消費者の目に留まらないまま見過ごされているという課題がある。

こうした課題に対し、同イベントでは、豊富な種類の冷凍食品とアイスクリームを定額の食べ放題形式で一挙に提供することで、普段は手に取らない商品や気になっていた商品との新たな出会いを創出することを目指している。

日本アクセス「チン!するレストラン in FUKUOKA」
日本アクセス「チン!するレストラン in FUKUOKA」

利用料金は90分制で1人2,500円(税込、小学生半額、小学生未満無料)。会場の冷凍ケースには、40社以上のメーカーから、今秋発売予定の最新商品や高単価商品を含む、冷凍食品約150種類、アイスクリーム約50種類の合計約200種類を常時揃える。

福岡会場ならではの特別企画として、九州・沖縄の工場で製造されたご当地商品を集めた特設コーナーを展開。九州地方で長年親しまれている名物アイスやご当地素材の軽食が並ぶほか、冷凍フルーツや野菜を組み合わせてオリジナルドリンクを作るコーナー、冷凍麺と野菜を使用するご当地ラーメン体験など、新しい楽しみ方を提案する参加型企画も充実させた。

会場には家電メーカーのシロカ(東京都千代田区)が協力し、60台もの電子レンジと、独自の加熱技術を搭載した最新のオーブントースターを設置。ずらりとレンジが並ぶ中で、商品の特性に合わせた調理を楽しめる。

また、日替わりでメーカー各社が自社のイチオシ商品やアレンジレシピを提案するイベント「メーカーDAY」を実施するほか、巨大なパッケージ模型を配置したフォトスポットの設置や、同イベントオリジナルグッズの販売も行う。さらに地元・福岡大学と連携し、学生がレンジの待ち時間を解消するためのクイズや動画を企画制作するなど、若年層の視点を取り入れた魅力発信も行う。

○「新たな魅力の発信で市場全体の活性化を」=服部社長

会場で開催されたでオープニングセレモニーの冒頭、日本アクセスの服部真也社長が登壇し、あいさつした。

服部社長は市場環境について触れ、「2025年度の冷凍食品市場は約1兆3,600億円、アイスクリーム市場は6,500億円となり、いずれも過去最高を更新した。原材料費やエネルギーコスト、物流費などの上昇が続く非常に厳しい事業環境の中でも、各メーカーのたゆまぬ技術革新や高い商品開発力によって市場規模の拡大を続けている」と話した。

その上で、「業界のさらなる発展のためには、これまで以上に生活者の皆様へ新たな価値を提供していくことが重要。マーケットインの視点で生活者の細かなニーズや行動の変化を捉え続け、新たな魅力を体験してもらうことで市場全体を活性化したい」と力を込めた。

また、同イベントとは別の販促施策として、秋冬に14回目を迎える大規模な消費者参加型キャンペーン「フローズン・アワード」を開催し、それに向けて一般消費者から寄せられたエピソードをもとにしたオリジナルドラマの制作を進めていることなども紹介した。「生活者目線のドラマを通じて、フローズン市場の魅力をより身近に感じていただける内容となっている」とし、メーカーや小売業、そして生活者とともに業界全体の発展に努めていく姿勢を示した。

○お笑いコンビ・オカリナの2人を招きトークセッションも

セレモニーの後半では、冷凍食品・アイスの最新トレンドと、その魅力をテーマにしたトークセッションも開かれ、日本アクセスの小川みさとフローズン食品MS部長、冷凍食品ジャーナリストの山本純子氏に加え、特別ゲストとしてお笑いコンビ・おかずクラブの2人(オカリナさん、ゆいPさん)が登場した。

「チン!するレストラン in FUKUOKA」オカリナの2人が登場
「チン!するレストラン in FUKUOKA」オカリナの2人が登場

トークショーでは、おかずクラブの2人が普段から大容量の本格炒飯やスパイシーな味付けの餃子、好みのアイスなどを自宅に常備しているエピソードを披露し、冷凍食品が日常に深く根付いている様子を語った。

山本氏は現在の消費者動向について「失敗したくないという心理から、いつも決まった商品しか買わない人が多い」と指摘し、約200種類の商品が揃う同イベントで新たな味に積極的にチャレンジしてほしいと呼びかけた。また「冷凍食品は時間を止めて空間を超越する食品だ」とその独自の価値を強調していた。

セッション内での試食も行われ、おかずクラブの2人は、容器のまま食べられて洗い物が減る冷凍米飯の利便性や、アイスで冷凍状態でも保たれる餅のもちもちとした食感を絶賛した。

最後は山本さんの決め台詞「冷食オッケー!」でトークセッションを締めくくった。

〈冷食日報2026年9月7日付〉

「チン!するレストラン in FUKUOKA」オカリナの2人が登場
「チン!するレストラン in FUKUOKA」オカリナの2人が登場