「スター全力」テーマに総合展示会、「厳しい環境を全力で乗切る」と中津濵社長

スターゼングループは27~28日、東京大田区平和島の東京流通センターで「スター全力」をテーマに第8回総合展示会を開催した。2日間で1,700名(1,200社)の来場を見込む。展示商品は総計329アイテム、うち新商品は75アイテム。「品質に全力、お客様に全力、未来に全力。スターゼングループの全力」と題して、食肉を取り巻く環境と未来を考え、産地工場から加工工場までを持つ同社だからできる提案を行った。商品展示は、マクロ的な環境変化、お得意先の経営環境、販売戦略の変化に対応した同社の取組み、肉や製品に対するこだわりなどを①一番星セレクト、②産地・原料エリア、③外食エリア、④デリカエリア、⑤業務用・加工品エリア、⑥ローマイヤエリアの6つのエリアに分けて実施した。またステージエリアでは、同社が新たに取組む、飼料用米給餌豚「秋田純穂豚(じゅんすいとん)」の取り組みを発表した。

展示会場で記者会見した中津濵健代表取締役社長(=写真)は、展示会のテーマについて「食肉業界を取り巻く環境は、為替、牛肉の世界的な不足、鳥インフルエンザや口蹄疫などの東アジア周辺での疾病の発生、国内の牛肉生産の減少と大変厳しい。今回の展示会は、“スター全力”をテーマに、グループ全体でこの厳しい環境を全力の乗り切るとの思いを込めた。食肉について、マーケットの変化に柔軟に対応していく。今回の展示会では、スターゼンの変わりようを理解していただけると思う」と説明した。