牛肉3.5万t、豚肉5.4万t、鶏肉4.1万t、家禽調製品3.0万t-2月畜産物輸入

財務省30日発表の貿易統計によると、2月の畜産物の輸入量のうち牛肉は3.5万t(前年同月比1.1%減)、豚肉が5.4万t(同5.6%減)、鶏肉4.1万t(27.4%増)となった。牛肉は概ね予想通りの水準だった一方、豚肉は予想よりも多く、ほぼ前月並みの水準となった。

[牛肉]チルド・フローズンともに前月から増加した。特に豪州産が1月後半から日豪EPAが発効されたことや、クリスマス休暇明けの生産玉が入船したため増加。輸入コスト高の影響で、フローズンの骨なし肉の輸入単価は前年のそれよりも6割高となっている。

[豚肉]米西海岸の港湾問題が2月の輸入にどう影響するか注目されたが、チルドは20.9%減となり、前月から1,500t増加して再び2万t台に。フローズンは前月から1,500t減ったものの、欧州からの増加や前年同月が3.1万tと少なかったことから、7.2%増加となった。豚肉調製品は、中国が2,250t(57.8%増)、カナダ1,722t(7.0%増)、米国8,103t(26.4%減)となった。