牛肉5.8万t、豚肉7.3万t、鶏肉4.6万t、家きん調製品3.3万t-4月畜産物輸入

財務省が28日に発表した貿易統計によると、4月の主要畜産物の輸入量は牛肉が5.8万t(前年同月比26.7%増)、豚肉が7.3万t(同0.5%増)、鶏肉が4.6万t(同13.0%増)となった。特に牛肉は前月から2.3万tも大幅に増加、鶏肉も1.2万tも大きく増えている。豚肉も全体で8千t弱増えており、それぞれ新年度に入りこれまでの未通関玉が一気に繰り入れられたようだ。

[牛肉]チルドは2.0万t(4.9%増)、フローズンは未通関分も入り3.8万t(42.7%増)に膨らんだ。3月末時点で期末在庫は11.9万tに上っており、さらなる在庫増加が懸念されるところ。また牛内臓のうち舌が3,573t(9.3%増)となったが、平均キロ単1,127円(前年同月比7.5%高)となっている。

[豚肉]チルドはほぼ前年並みの2.8万t、フローズンは前月から9千t弱増えて4.5万t(1.2%増)となり、ことし初めて4万t台の輸入となった。ただ、累計ではチルドで前年同期比7.7%減、フローズンで2.7%減と昨対割れが続いている。豚肉調製品では米国が9,930t(27.4%減)、カナダ2,215t(12.7%増)、中国が1,937t(17.6%増)。