期末輸入在庫は15.3万tに微増、国産在庫は1.6万tに減少-3月豚肉需給

農畜産業振興機構がこのほど公表した3月分の豚肉需給表によると、同月末の輸入在庫は前月から2,317t増加して、前年同月比5.2%減の15.3万tに上った。3月の輸入量が7.2万t・同10.2%増と多めだったうえに、昨秋のWHOの調査報道以降、加工品の契約分が繰延べられるなど原料消化が遅れたことで在庫量が積み増したものとみられる。それでも、前年の同時期に比べると大分在庫調整が進んだといえる。これに対して国産は同月中の出回量が8万t台に上ったことで、期末在庫は前月から1,200t減少して1.6万t・4.3%減少するなど一定の在庫消化が進んだ。