16年3月ハムソー生産は0.1%増の4.4万t、WHO報道影響薄れる

日本ハム・ソーセージ工業協同組合(日本食肉協議会委託事業)が発表した2016年3月の食肉加工品生産量によると、ハム・ソーセージ類の生産量は0.1%増の4万3,604tとなった。2月はうるう年で増加幅が拡大したが、工場稼働日が前年と同じ3月はほぼ前年並みの生産量となり、WHO問題の影響が薄れていると見られる。

3月の生産量を品目別にみると、ハム類では、ロースハムは1.7%減、ハム類合計で2.3%減、ソーセージ類は、ウインナーが3.0%減も、フランクフルトは7.7%増、ボロニアは6.2%増、全体では0.1%減、ベーコン類はベーコンが2.7%増、ショルダーが4.9%減、全体では2.1%増となった。プレスハムは2.8%増加した。ロースハム、ウインナーは減少したもののフランクフルト、ベーコン、プレスが増加し全体でもわずかに前年を上回った。その他では、ハンバーグ類は17.4%増と好調継続、しかし2月に2桁増加したやき豚は7.3%減少した。

1~3月累計では、全体で1.6%増加し、ハム類0.6%減、ソーセージ類1.9%増、ベーコン類2.3%増、プレス2.9%増となった。