鎌倉ハム富岡商会が新ブランド「KAMAHAM PLUS+」を立ち上げ、切り立ての「ももハム」などテイクアウトメニューを提供
ニッポンハムグループの鎌倉ハム富岡商会は、若い世代に向けた新ブランド「KAMAHAM PLUS+」を立ち上げた。新ブランド立ち上げに伴い、鎌倉小町本店を改装し、10月5日にリニューアルオープンする。新ブランドとリニューアルした店舗を通じて、同社が鎌倉の地で120年以上にわたり守り続けてきた伝統を継承しつつ、新たな価値を発信していく。
リニューアルした店舗では、目の前でスライスする切り立ての「魅惑のももハム」(税込み500円)や、子豚フェイスが作れるソーセージ串の「とんとん棒」(同350円)、鎌倉商工会議所公認の「鎌倉ドッグ」(600円)など、食べ歩きができるテイクアウトメニューを多数展開する。「とんとん棒」は、顔の前で持つと子豚フェイスを作ることができ、写真映えを楽しんでもらうとともに、「魅惑のももハム」は注文が入り次第、目の前でスライスすることでライブ感を演出する。
また、店内には同社の既存商品を並べるほか、新ブランドから新たに「HAMSOBE」シリーズを展開する。ロースハム、ホワイトロースハム、ももハム、ボンレスハム、ハム(ホットチリ味)、レモン風味とパセリのソーセージ――の全6種で、価格はいずれも299円。同シリーズは、ハムやソーセージをスライスして乾燥させたもので、ハムやソーセージなどを作る際に出る端材(製品にならない本来廃棄される部分)を使ったアップサイクルな商品。食品ロス削減への貢献に加え、同社の伝統ある贅沢な味わいをより手軽に楽しめるようにと、“新しいカタチ”でおいしさを届けていく。
〈店舗をブランドの情報発信拠点に、「新たな価値を創造し挑戦を続ける」-髙梨社長〉
髙梨正広社長は、「当社は1900年(明治33年)の創業以来、この鎌倉の地でハム、ソーセージの製造を行ってきた。その間、熟練の技術を受け継ぎ、伝統的な製法を守りながら時代に合った商品を提供し続けている。このたび、約30年前にオープンした小町本店を『KAMAHAM PLUS+』へとリニューアルする。“PLUS”には、120年以上の歴史に新たな価値を創造し、挑戦し続けていくという想いを込めている。リニューアルした店舗を鎌倉ハム富岡商会ブランドの情報発信拠点とし、小町通りを訪れるお客様にテイクアウトのライブ感やおいしさを楽しんでいただくことで、鎌倉の地を盛り上げていきたい」としている。
〈店舗概要〉
▽「KAMAHAM PLUS+」鎌倉小町本店
▽所在地:神奈川県鎌倉市小町2-2-19相模屋ビル1階
▽営業時間:午前10時~午後6時
▽10月5日リニューアルオープン
〈畜産日報2024年10月4日付〉