キーコーヒーが主催し、同社と取引関係にある企業から組織される「クレドール会」の第8回会合が、ロイヤルパークホテル(東京都)で3月14日に開かれた。

第1部は同社の経営方針とともに、40周年を迎える「トアルコトラジャ」の歴史と今後の施策の説明を行った。第2部の懇親会では、新担当となる執行役員や新チームリーダーらが柴田裕社長から壇上で紹介され、それぞれ意気込みを述べた。柴田社長は、昨年の活動を振り返り、「新たに4つのことに取り組んだ。『リプトン』の家庭向け販売の開始とSCAJへの出展、コーヒー抽出器具ブランドの『Noi(ノイ)』シリーズの展開。そして、学会発表も行った生産地でのコーヒーの精選加工方法である『キーポストハーベストプロセッシング』の取り組みだ。トラジャ直営農場では、収穫後のコーヒーチェリーを氷温熟成の技術を使い、香味成分を高めるなど品質向上に成功している」とした。

昨年9月のSCAJ展示会では、『コールドクレマ』のマシンで泡立ちのあるアイスコーヒーの提案と、コーヒーの味覚を絵で表す『キャラクターアイコン』への取り組み、IoTを使ってハンドドリップコーヒーの品質維持を目指す『クオリティーコントロールシステム』を紹介している。

KEY'S CAFÉは、直近で東川口店(1月25日出店)、広島府中店(3月8日出店)、そして宮城県初出店となる白石蔵王店(同)が加わり、3月14日時点で54店舗となった。同社は、KEY'S CAFÉブランドのさらなる発展に向け、チルドカップコーヒーを量販店などで3月20日から発売することや、場所を選ばず本格的なコーヒーが楽しめる新たなカフェパッケージ「KEY'S CAFÉ EX」に取り組むことも紹介した。

柴田社長は、「当社の企業使命は、コーヒーの持つ魅力を生産者にお届けし続けること。描く未来は生産地で持続的なコーヒー生産を支援することとともに、世界中のコーヒー飲用者に向けて『トアルコトラジャ』をはじめ、高品質なコーヒーを安定的に供給していくことで、当社の企業価値の向上を同時実現していきたい。長期的な試みだが、重要なプロジェクトとして取り組んでいく」と話した。

〈食品産業新聞 2018年4月2日付より〉

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