〈「人にやさしく、地球にもやさしい」大手メーカー初の取組み〉
アサヒ飲料は、18年5月22日から商品にロールラベルをつけない“ラベルレス商品”の「アサヒ おいしい水 天然水 ラベルレスボトル」(600ml、1.9LPET)を発売する。ラベルレスボトルの飲料は、大手メーカーでは初めて。

同商品は、PETボトルに貼付しているロールラベルを削減し、廃棄物量削減による環境負荷の低減と、ロールラベルを剥がす手間を省き使いやすくした「人にやさしく、地球にもやさしい」通信販売専用のミネラルウォーター。ケース単位で販売する(600mlは24本入、1.9Lは6本入)。総合オンラインストアAmazon.co.jpでテスト販売し、一定期間後から販売拡大を検討中としている。

〈宅配料金を抑えるため“1.9L”を採用 減量分で環境保全活動へ寄付も〉
なぜ、商品の顔とも言えるラベルをなくしたのか。アサヒ飲料の担当者は、「お客様の利便性向上と環境保全という社会価値向上を追求しました」と話す。価格以外の価値を求めながら、日常生活の当たり前に一石を投じる取り組みと言えそうだ。

また、大容量を定番サイズの2Lでなく1.9Lにした理由については、「宅配時の重量基準による、宅配料金の価格アップを避け、お客様に最大のメリットを創出するためです。減らした100mlの分は商品のコンセプトにのっとり、環境保全活動へ寄付する事でお客様と地球環境保全をつないでいく方針です」としている。
外装ダンボールに「COOL CHOICE」ロゴと「1回で受け取りませんか」マークを記載

外装ダンボールに「COOL CHOICE」ロゴと「1回で受け取りませんか」マークを記載

通常、ロールラベルに記載している原材料名などの一括表示は、外装ダンボールに記載するとともに、個々の商品への記載が必要なリサイクルマークなどはタックシールに記載し、PETボトルに貼付している。これにより、ラベルに使用する樹脂量は約90%削減できるという。

同社は、2016年から植物由来の原料からなる「オールバイオ資材」を使用した「三ツ矢サイダー」の発売や、18年2月には自社で製造するPET容器炭酸飲料に国内最軽量となるPETボトルキャップを採用するなど、省資源化やCO2排出量削減などの環境負荷軽減に向けた取り組みを推進している。

また、環境省の推進する、地球温暖化対策に向けた国民運動である「COOL CHOICE(=賢い選択)」に賛同しており、今回の"ラベルレスボトル"では、外装ダンボールに「COOL CHOICE」のロゴや、再配達削減の協力を呼びかける「1回で受け取りませんか」マークを記載している。

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