〈“第3のミルク”として高まる「アーモンドミルク」の存在感〉
牛乳、豆乳に続く“第3のミルク”として、「アーモンドミルク」の存在感が高まってきている。2017年に5月30日を「アーモンドミルクの日」に日本記念日協会が認定して以降、アーモンドミルク研究会が積極的に普及活動を展開しており、今年はイトーヨーカドー全店舗(161店)のチルド飲料売場で、マネキンによる試飲販売を実施、アーモンドミルクの店頭強化に大々的に動いている。

イトーヨーカドーで取り扱い開始したのは2014年で、毎年前年比を超える売り上げになっており、「40~50代女性を中心に、健康を意識する層で支持が得られている」(担当バイヤー)。現在、国内・海外メーカーの製品を約20種類取り扱っており、認知度は8割(アーモンドミルク研究会調べ)と高いものの、味をイメージできないという声も多く、「全世代で浸透していないのが課題」(担当バイヤー)となっていた。

2019年は記念日のタイミングに合わせ、全店舗で集合陳列や試飲販売(18年は11店舗で実施)を展開し、「浸透には大井町店のようにアーモンドミルクのコーナー化が必要と考える。今後は美容がポイントになってきて、20~30代女性に向けてアピールしていく」(担当バイヤー)。

売場作りのテーマは「まだ試してないの? アーモンドミルクでヘルシー習慣」。アーモンドミルクカテゴリー商品の陳列を強化し、店舗により規模は異なるが、マネキンが試飲販売を行い、生活情報誌レタスクラブと連動した小冊子を配布しながら、普及啓発していく。

バイヤーによると、1Lサイズの砂糖不使用がじわじわ売れており、毎日習慣的に飲むシーンのほか料理用途にも広がっているという。秋には豆乳鍋の要領でアーモンドミルク鍋を提案するなど年間を通して売っていきたい意向で、スーパーから期待値の高い商材となりつつあるようだ。

この数年、甘酒や豆乳などの健康ニーズの高い製品が右肩上がりに伸びており、ビタミンEが豊富なアーモンドミルクの市場拡大の余地・可能性が注目されている。