ポッカサッポロフード&ビバレッジは、好調な冷製スープ市場に向け、商品ラインアップを充実させている。春夏製品では、「粉末」、「レトルト」、「缶」の各カテゴリーのニーズを捉えた商品展開を行う。

家庭用スープ製品は、夏場の5~8月に需要が落ちる特徴がある。だが、夏場を中心に売り上げを伸ばし、市場拡大を続けるのが“冷製スープ”だ。スープ市場活性化のカギを握っている。

ポッカサッポロは、09年に「冷製いろいろスープ」を発売し、粉末タイプでいち早く冷製スープに取り組み、その後も「じっくりコトコト」ブランドでの展開や缶スープへの挑戦など、アイテムを充実させてきた。

今年の春夏製品は、粉末スープで、箱入りスープ「冷製選べる!みんなのスープ箱」(じゃがいも4食、コーン2食、かぼちゃ2食)のパッケージをリニューアルし、3種のアソートであることをわかりやすくした。食事に合わせやすい、安心できるクリーミーな味わい。

レトルトでは、「じっくりコトコトご褒美ダイニング」から、「じっくりコトコト 冷製スーパースイートコーンポタージュ」、「同 冷製北海道産じゃがいもヴィシソワーズ」、「同 冷製完熟栗かぼちゃポタージュ」の3品を展開中。

同社マーケティング本部食品ブランド戦略部の大楠栄治スープ・食品グループリーダーは、「冷製レトルトスープの市場は、新製品が少なく、不活性な状態で購入率が下がっている。当社は、フレンチの鉄人坂井宏行シェフ監修の“ご褒美ダイニング”シリーズで、ワンランク上のプレミアム冷製スープを提案し、市場を活性化したい」と話した。
ポッカサッポロフード&ビバレッジ 大楠栄治グループリーダー

ポッカサッポロフード&ビバレッジ 大楠栄治グループリーダー

冷製缶入りスープは、昨年に、「じっくりコトコト シャキシャキコーンの冷たいポタージュ」(170g缶)が、前年比200%以上の出荷実績となった。即飲できる手軽さと、濃厚で小腹満たしができる点が人気の要因。今年は、「じっくりコトコト 栗かぼちゃの冷たいポタージュ」(同)を展開している。

ブランドのイメージキャラクターの水川あさみさんを起用し、交通広告(首都圏、近畿、名古屋、仙台、福岡)や、店頭POP、WEB施策を展開していく。

大楠グループリーダーは、「われわれは、缶スープの市場でナンバーワンを取りながら、3形態(粉末、レトルト、缶)で展開するのは当社だけなので引き続き強化し、“冷製スープ市場”を盛り上げたい」と話した。

〈食品産業新聞 2018年5月10日付より〉

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