学校給食用食品メーカー協会は13日、夏季セミナーをグランドエクシブ那須白河(福島県)で開催した。会員15社25名が参加した。

開会挨拶で大沼一彦会長(日東ベスト社長)は「西日本豪雨で犠牲となられた方々にお悔みを申し上げます」と哀悼の意を表し、セミナー講師の西島基弘実践女子大学名誉教授を紹介した。

西島氏は「食品添加物を中心とした誤解と消費者」をテーマに講演した。某週刊誌が「食べてはいけない商品」をテーマに特集を組んでいることに触れ、これほど間違いばかりが並んだ記事は珍しいと一蹴。名指しで危険とされている添加物について、断定できるエビデンス(科学的根拠)がないことや過剰摂取しない限りは健康への悪影響がないことを説明。「いい加減で支離滅裂な記事は消費者を困惑させる。国がいかにエネルギーを使って国民の安全性を確保しようとしているか、また各企業が安全で美味しい食品を作り、努力していることを見ることなしに(知らないで)、単なる想像に近い意見を言う自称有識者の方々は、謙虚に基礎化学の勉強をしてほしい」と苦言を呈した。そして、参加者に対して「添加物に限らず、違反を出さないようにして欲しい。消費者は違反に敏感だ。少しでも数値を逸脱すれば、その食品で体調を崩すと考える人が大多数である」と注意喚起した。

その後の懇親会は大沼会長が杯を上げ、三島豊副会長(三島食品会長)が中締めを行った。三島副会長は「西島先生の話はメーカーにすごいパワーとなる。これからも学校給食を通して、子どもたちに安全な食を提供するのが我々の使命だ」と述べた。

〈冷食日報 2018年7月18日付より〉