〈パインは2倍弱に伸長、中国産は6年連続マイナス〉
財務省がこのほど発表した2017年1~12月の冷凍果実輸入量は前年比6.5%増の7万2,074tと3年ぶりに前年を上回った。金額ベースでは3.5%増225億6,986万円、1kg当たりの平均単価は313.1円で前年比2.8%安となり、為替動向にかかわらず大幅に下落した前年を下回った。また中国産は4.2%減2万0,674t、6年連続のマイナスとなった。冷凍果実全体の中国シェアは28.7%と前年比3.2ポイント下落した。

品目別で見ると、無加糖ストロベリーが16.4%増とプラスに転じた。2年ぶりに輸入数量トップを回復。トップシェアの中国は2.1%増と3年ぶりのプラスとなり、前年大幅減となったエジプトが47.0%増と大幅に回復。モロッコも22.8%増と再びプラスに転じた。南米もチリが6割増、ペルーも57.3%増とプラスに転じた。平均単価は245.7円で6.5%上昇した。

無加糖ベリーは1.3%増で1万4,991tと4年ぶりに前年比プラスとなった。トップシェアのカナダが9.2%増と2年ぶりのプラスで牽引した。2位の米国は8.7%減と3年連続のマイナス、チリも21.4%減とマイナスに転じた。平均単価は319.4円で大幅に下落した前年より16.0%下落した。

加糖ストロベリーは0.6%減の1万0,448t。中国が18.3%減とマイナスに転じたため。前年落ち込んだ米国も0.1%増と低調だが、チリが2.5倍増と伸長し、数量で米国を上回った。平均単価は286.5円で10.1%上昇した。

無加糖パパイヤ・マンゴーは3.2%増の9,607tと3年ぶりのプラス。トップシェアのペルーが4.7%増4,340tと引き続き堅調、ペルーに次ぐ、タイ(18.3%増)とベトナム(16.7%増)の伸長もあった。メキシコ(11.6%減)、フィリピン(30.1%減)は前年に引き続き不振。単価は384.1円で0.3%の上昇。

無加糖ラズベリーは11.0%減と2年連続のマイナス。トップのチリが15.7%減とマイナスに転じた。ニュージーランド(54.4%減)、米国(24.7%減)ともに大幅マイナスとなったが、セルビアは33.3%増と2年ぶりにプラスに転じた。平均単価は469.8円で4.7%高。

無加糖パイナップルは95.3%増と3年ぶりのプラス。トップシェアのコスタリカが69.4%増となったほか、東南アジアの躍進が目立つ。フィリピンは3.5倍増、タイ94.4%増、インドネシア77.3%増、ベトナム2.8倍増――。

中国産は金額ベースでは7.2%増の54億4,873万円となった。平均単価は263.6円で、11.9%上昇した。

〈冷食日報 2018年2月7日付より〉

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