〈日本製粉が最多18品、新シリーズを3本〉
本紙が集計した今春の家庭用冷凍食品新商品(リニューアル品を除く)は17社から131品発売された。150を割り込むのは16年春から5季連続。リニューアル品の発売数も主要10社合計103品と前年並みの落ち着いた水準となった。当季はおつまみに特化した商品の打ち出しが目立った。市場に定着したパスタでは高質品の提案による市場活性化を図っている。今春の新商品について、メーカー別・カテゴリー別の傾向を検証する。

メーカー別で新商品の発売が最も多かったのは、日本製粉で18品だった。そのうちパスタが13品を占める。「もっと具材をたくさん食べたい」要望にこたえた新ブランド「オーマイ具材の衝撃」は商品重量の4分の1が具材という攻めの商品。バジルトマトとペペロンチーノの2品そろえた。「オーマイ旨盛り」もお手頃価格品の新シリーズ。6品をそろえた。

トレー入り食事セットは「オーマイよくばり御膳」として和食セットを新たに展開した。2番目に発売が多かったのは13品で日清食品冷凍、日本ハム冷凍食品、マルハニチロの3社が並んだ。

日清食品冷凍は麺類が11品。うちパスタ5品、中華とうどんが各3品。パスタでは新シリーズ「日清オーベルジュ・パスタ」を提案した。「ボロネーゼ 黒トリュフの香りを添えて」など2品。中華麺では汁なしの新アイテム「汁なし麻婆麺 大盛り」を発売。上海焼そば、担々麺、ジャージャー麺とともに「日清中華 大盛り」シリーズとして展開する。

日本ハム冷凍食品は弁当品が7品と多数を占めたが、同社初の米飯として「チキチキボーン味 炒飯」を発売、おつまみ向け新シリーズ「今夜は家飲み!」と食卓にもう1品の需要にこたえる「旨味ギュッ!」シリーズという新展開も見せた。今夜は家飲み!ではスパイシーな牛肉のメニューとポテトメニューを品ぞろえ。

同じく13品のマルハニチロも弁当品が8品と多い。食卓向けのおかずには「肉ガブッと!」シリーズの第2弾としてハンバーグを追加。1個250gのボリュームだ。「うす焼きピッツァ」シリーズに「チョリソー&スパイシートマトソース」を追加した。

日本水産が12品で続く。スナックメニュー「WRAP SAND(ラップサンド)」を2品発売。トルティーヤで具材を巻いたホットスナック。食卓向け「今日のおかず」ではMSC(海洋管理協議会)認証のスケソウダラを使用した「MSCフィッシュフライ特製タルタルソースのせ」を提案した。個食米飯も引き続き新商品を提案した。

10品のテーブルマークは汁なし具付き麺2品のほか、食卓向けに新シリーズ「今日のもう逸品」を提案。8品で並んだのは味の素冷凍食品とニチレイフーズ、かねます食品。

味の素冷凍食品はおつまみに特化した「夜九時のひとり呑み」6品と「おにぎり丸」2品。ニチレイフーズはサラダチキンの新提案とおつまみやおやつに向けた「パクチキ」を新提案した。かねます食品は和風スナックのほかカップ入り弁当商材を1品発売した。

〈冷食日報 2018年3月23日付より〉

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