ニチレイが8日発表した18年3月期連結決算は売上高が5,680億3,200万円で前期比5.3%増、利益面では営業利益が298億9,700万円で2.0%増など増収増益となった。調理冷凍食品の販売が好調に推移した加工食品事業、物流ネットワークの伸長や地域保管が貢献した低温物流事業がそれぞれ増収・増益となり牽引し、全体として増益となった。

セグメント別に見ると、加工食品は売上高2,206億8,600万円で前期比7.6%増、営業利益は145億7,300万円で5.0%増となった。関係会社の業績影響や原材料・仕入コストの上昇など、マイナス要因はあったが、海外子会社の売上げも貢献、増収効果や生産効率向上などにより増益となった。家庭用・業務用ともにチキン加工品、米飯類などの主力カテゴリーを中心とした商品展開が好調だった。

畜産事業は外食・中食向けの販売が伸長し増収となったが、鶏肉の調達コスト上昇を吸収しきれず減益。低温物流事業では、国内事業での地域保管事業において畜産品や冷凍食品などの保管需要の取り込み、業務改善、運送効率化などのコスト対応策も推進、TC(通過型センター)事業が順調に推移したことで増収・増益となった。海外では中国事業の伸長による増収、欧州での運送需要の取り込み、輸配送コスト上昇などが影響し増収・減益となった。

次期売上高は加工食品3.8%増、低温物流2.5%増を見込む。調理冷凍食品の増収効果や生産性の改善、業務効率化の推進・適正料金の収受により、いずれも営業利益の増益を計画している。

〈冷食日報 2018年5月9日付より〉

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