18年3月期の日清食品冷凍単体の市販冷食売上高は5%増と伸長した。パスタ、ラーメン類の同社主力カテゴリーがけん引した。利益面でも増益。原料高・物流コスト増はあったが、限界利益の高い商品の好調と、単品力強化による生産・販売効率の向上などが貢献した。

カテゴリー別で、パスタは1ケタ代後半のプラス。「もちっと生パスタ」「スパ王プレミアム」「スパ王BIG」の主要3ブランドがいずれもプラス。同社が3月に行った調査では、「もちっと生パスタ」はブランド支持率が上がり、冷凍パスタブランドでトップレベルになっているという。

ラーメン類は2ケタ増。「具多 辣椒担々麺」が2割前後増、「日清中華 汁なし担々麺 大盛り」は5割近い増と2大担々麺商品が大きく伸長。担々麺というメニュー自体がニッチではなく1つのカテゴリーとなってきていることで間口が拡がっているほか、1人当りの購入金額も多く、リピーターを獲得できているという。

昨秋投入した新ブランド「炒め技 ちゃんぽん」は、金額ベースで従来品のちゃんぽんを上回るが、「まだ充分ではなく、さらなる拡大を図りたい」(山下健一マーケティング部長)という。

店舗コラボのラーメン「推し麺!」シリーズは、バイヤー、消費者の評価が高いが、配荷にまだ課題があるとし、引き続きシリーズの充実を図る方針。

一方、和風麺は苦戦ぎみでマイナス。前年が良かったウラに当たることもあるが「カテゴリーとして膠着気味で、間口が拡がっていない。ここを変動化させるのも今年度のテーマ」(同)だという。

今春の新商品では「スパ王プレミアム しらすのペペロンチーノ」が好調で「近年の新商品ではダントツ。レストランメニューを商品化したもので、物珍しさもあるかもしれないが、柱になる可能性にも期待したい」(同)という。

〈冷食日報 2018年5月22日付より〉

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