本紙編集部は、4月下旬から5月中旬にかけて、主要スーパーの首都圏25店舗と関西圏10店舗を対象に、今春新商品の店頭取扱い状況(配荷率)を調査した。今春発売された主要メーカー17社の家庭洋冷食新商品合計131品(リニューアル品除く)を対象とした。その結果、今春新商品の配荷率1位には、35店舗中24店舗に導入されていたニチレイフーズ「切れてるサラダチキン」が立った。また10店舗以上に導入された26品のうち弁当品が1品だったのに対し、おつまみ系商品は6品が入り、新カテゴリーとして定着が期待される。

今春の新商品の店頭取扱状況を見ると、全131品の総配荷点数は702点で、商品数が少なかったこともあるが昨春の146品945点は大きく下回った。ただ、昨秋の127点650点は上回っている。

近年の総配荷点数推移は、15年春158品910点、15年秋161品828点、16年春147品802点、16年秋141品685点、17年春146品945点、17年秋127品650点と、全体としては発売品目数・総配荷点数ともに減少傾向にあるが、今春は発売品目数が少ない中ではまずまずの配荷点数だったと言えよう。

内訳を見ると、首都圏25店舗が561点(17年春739点、17年秋527点)、関西圏10店舗が141点(17年春206点、17年秋123点)と、ともに昨春からは大きく減ったが、昨秋は上回った。

また、2割以上の店舗をカバーした商品は48品(17年春51品、16年春47品)、さらに3割以上をカバーした商品は16品(17年春26品、16年春20品)と減少した。10店舗以上に配荷された26品(配荷率28.6%以上)のうち、調理品が13品と最多で、そのうちおかず類の6品と並んで、おつまみ類が6品入り、新カテゴリーへの関心の高さが伺える。一方、弁当品はわずかに1品のみだった。麺類は9品入ったが、内訳はパスタの3品に対し、中華が5品と上回った。ほか、スナック、米飯がそれぞれ2品ずつ入った。

配荷率上位商品を見ると、配荷率1位のニチレイフーズ「切れてるサラダチキン」は、首都圏25店舗中18店舗の72.0%、関西圏10店舗中6店舗の60%、合計35店舗中24店舗で配荷が確認され、配荷率は68.6%だった。

2位は味の素冷凍食品「おにぎり丸 牛すき焼き」で、配荷率は首都圏60.0%、関西圏70.0%の合計62.9%だった。

上位2品とも、素材系、おにぎりの具という冷食としての新カテゴリー開拓を狙った商品であり、また前述の通り、新カテゴリーともいえるおつまみ系も配荷率上位に名を連ね、スーパー側の新カテゴリー開拓への期待が伺える。

3位はニチレイフーズ「若鶏タツタ」で配荷率は60.0%、4位はテーブルマーク「かねふくの明太子使用明太クリームうどん」と、ニチレイフーズ「今川焼(クリームチーズ)が同率で入り、配荷率は51.4%だった。

〈冷食日報 2018年5月30日付より〉

【関連記事】
・"サラダチキン"大幅伸長 メーカー各社、新商品で利用シーン拡大など取組み
・“おつまみ”冷食が本格化 家飲み増加に対応、酒に合う味付けに先鋭化も
・〈冷食日報アンケート〉スーパー各社18年春棚の新規導入状況
・〈2018春の家庭用新商品〉新商品は131品、おつまみ特化、パスタは高質品