冷凍自販機「ど冷えもん」飲食店で初導入、四谷三丁目・ラーメン店「大平軒」に/サンデンリテール

冷凍自販機「ど冷えもん」を導入した「大平軒」
〈新たな収益に期待〉
自販機などを手掛けるサンデン・リテールシステムは、冷凍商品を販売できる自販機「ど冷(ひ)えもん」を都内の飲食店に初めて設置した。場所は東京・四谷三丁目のラーメン店「大平軒」(東京都新宿区)。減少した夜間の売上を補う販売に期待を寄せる。

「ど冷えもん」は、さまざまな容器の形状に対応が可能なマルチストック方式を業界で初めて採用し、一般の冷凍食品だけでなく外食店や給食事業者の冷凍商品なども売ることができる。店舗の閉店後でも商品を販売できるようにし、飲食店や給食事業者などの新たな商機につなげる。

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提案を開始したところ、飲食店だけでなく「パスタや冷凍ケーキ、和菓子屋からも問い合わせがあった」(同社広報)という。

既に冷凍餃子の専門店で置いているが、飲食店では「大平軒」が初の設置となった。経緯について、店主の藤山立博さんは「デリバリーで細麺のラーメンだと、どうしても伸びてしまう。相性があまりよくなかったためか、売上にもなりにくかった。ECも一人では手が回らない」と話す。冷凍状態なら麺の状態を「好みの麺の硬さにできる。店で食べるのと同じように楽しめるのでは」と期待する。

商品は「冷凍とんこつラーメン(替え玉付)」600円。店内よりも100円安くした。藤山さんは「店での喫食は一番良い状態を味わってもらえる。家で食べる場合は、手軽に楽しんで欲しくてこの値段にした」という。開発は、「店内の冷凍庫は家庭用よりも温度が低く、冷凍商品を作りやすい。製麺所などに話を聞きながら作成した」と話す。他にも「冷凍 太平軒餃子 30個」(900円)も販売する。今後について、藤山さんは「冷凍麺だけの限定メニューも出せれば」と語った。

〈冷食日報2021年3月5日付〉