豚肉等のssG発動基準超すが、発動は年度内に限られ影響なし-3月告示数量

財務省は4月28日付官報で、16年度(4~3月累計)の豚肉・牛肉の輸入基準数量を告示した。それによると、豚肉等の輸入量は78.3万tで、年度の発動基準数量を6.9万t下回った。しかし、ssG発動基準の75.4万tに対し、生体豚・豚肉等は78.3万tと2.9万t上回る結果となった。ただ、ssG発動は年度内に限られることで影響はなかった。ssGは制度上、1月以前に超えた場合にしか発動は無いが(1月に超えた場合は、2月末告示、3月一杯の発動)、今後もトリガー水準を見据えた輸入が必要になっている。

なお、3月単月の輸入数量は、輸入量の8万1,301tに対し、メキシコなどが関税割当により除外されることで7万1,895tとなった。仮に、4~6月にこの水準が続けば、2017年度第1四半期のトリガー22.8万tに限りなく近づき、安定供給に支障をきたす懸念もある。今回の輸入量が特例としても、新年度の輸入にはトリガー水準と需要動向を見据えた慎重な輸入が必要になっている。

一方、2016年度の牛肉輸入量は、チルド牛肉の協定対象外の輸入数量はすでに年度基準数量を超しているが、チルド牛肉全体の輸入量は、基準数量を5.3万t下回った。豪州産チルドビーフでは年度の基準数量13.3万tに対し11.6万tで、1.8万t下回った。

フローズン牛肉は、輸入基準数量を4.1万t下回った。また、豪州産フローズンビーフは16.1万tで、基準数量を3.7万t下回った。