8月の豚肉需給展望 前半はジリ高で税抜き600円前後

7月の東京豚枝肉相場は、月間平均で上物610円(税抜)、中物で589円(同)となった。「海の日」を含む三連休の後は学校給食が中断するため、当初は500円台前半まで下落するとみられていたが、出荷頭数も少な目だったことから24日の週からジリ高に転じる相場展開となった。そして8月に入ると1日は東京市場で652円、関東3市場でも660円を付けた。月初の手当てが一巡した後は、2週目には盆休みの手当てが入ることため、大きな崩れがなく、月前半は上物税抜きで600円前後を維持するとみられる。盆休み明け直後もカット場の稼働日の関係から買いが強まることも考えられるほか、下旬には給食再開を見越した手当ても始まるため、500円半ばの水準を維持するとみられ、月間通しては税抜き560~570円の展開と予想する。