9月牛肉輸入5万5,600t、うちチルド2万4,600t 豚肉輸入は7 万3千t、鶏肉輸入は5万2,600tを予測―農畜産業振興機構需給予測

農畜産業振興機構は24日、2017年9月~11月の牛肉・豚肉・鶏肉の需給予測を発表した。このうち輸入量の動向は次の通り。

【牛肉】9月の輸入量は31.5%増の5万5,600t、10月は6.7%増の4万4,000t、11月は3.8%減の4万2,000tを予測している。チルドは、主に出荷頭数の増加を背景に米国産の輸入量の増加が見込まれ、9月は28.2%増の2万4,600t、10 月は30.6%増の2万2,800t、11月は1.7%増の2万1,500tを見込む。フローズンは、在庫を調整する動きが見られ、9月は34.5%増の3万1,100t、10月は10.9%減の2万1,200t、11月は8.8%減の2万600tを見込む。

【豚肉】10月の輸入量は6.7%増の7万4,500t、11月は0.9%減の7万5,600tを予測している。チルドは、好調な需要を背景に、10月に3万2,300t、11月に3万3,000tと過去5カ年間平均を上回る3万2,000t前後で推移すると予測している。フローズンは、年末に向けて手当てする動きも見られ、10月に2.4%増の4万2,200t、11月に7.8%減の4万2,600tを予測。

【鶏肉】輸入量は、ブラジル現地の旺盛な輸出意欲や日本国内の好調な需要を背景に、10月は19.2%増の5万9,700t、11月に3.2%増の5万3,400tと、いずれも前年を上回ると予測している。

〈畜産日報2017年10月25日付より〉