滝沢ハムは17、18の両日、東京・品川区のTOC五反田メッセで「2018年滝沢ハム春の新商品展示会」を開催した。高齢者層、有職主婦、単独世帯の増加といった食を巡る環境が変化するなか、健康、経済性、簡便志向、付加価値志向など多様化するニーズに向けたさまざまな食肉加工品、精肉を紹介した。

ハム・ソーセージではチキン加工品(サラダチキン、サラダチキンソーセージ)、スープ仕立てのハム・ベーコン、熟成生ハム、ローストビーフでは新「デリカ工場翔」の稼働によりミスジローストビーフや温度帯変更が可能な個食パックなどより充実したラインアップ、ハンバーグ・惣菜では鉄板焼きハンバーグ2品、パン食用に焼き上げたグリルポークパティ、精肉では国産牛(ホルス)の熟成肉、整形済み国産豚肉、使いやすく小分けした輸入ビーフなどを提案した。期間中、210社・530人の来場を予定している。

瀧澤太郎社長は、「食シーンや機能など時代に合わせて商品を提供するが、当社は味に妥協しないことを基本にしている。価格以上の味を出していく。今回のチキンソーセージでも、さっぱりした味でありながら、しっかり美味しさを感じられる商品とした。

サラダチキンでは、各社が販売しているが、食感や素朴な美味しさにこだわった。一方で、ハムソーは全体的に成熟市場であり、次のハムソーを提案する時期になっている。一からのスタートと思って、新しいスープ仕立てのハム・ベーコン、チキンソーセージなどを提案した。次のハムソーについては、まだまだ一生懸命開発することが必要だと思っている。ローストビーフでは、当社を含め12月販売は好調だった。百貨店ギフトでもアイテムが増加しており、その意味で競争も厳しくなるが、当社としては安全、美味しさを前提に時代に合わせたスライスパックなどひとつひとつきちんと対応していく。その中で業務用、外食、惣菜への対応をしていく。工場を作ったからうまくいくということはなく、ますます慎重に対応していくことが必要だ」と、今回のポイントを説明した。

ハムソー製品では、新たにチキン加工品の投入が目玉になる。市場のトレンドとなっているサラダチキンは、プレーン、ハーブ、オレンジ、メキシカンの4種類をラインアップした。またサラダチキンソーセージとして、ほそびき、あらびきの2品を販売する。健康志向でブームとなっている鶏肉で、あっさりした味わいのソーセージとした。来場者の関心も高く、ブースの前には大勢の来場者が集まっていた。

さらに新たなシリーズとして野菜の旨みのスープ仕立てのハム・ベーコン(ロースハム、ももハム、ベーコンの各スライス)を投入した。野菜(人参・たまねぎ・キャベツ)と鶏肉のスープで味付けし、しっとりとした食感、肉の旨みが楽しめる商品。

生ハムでは、7日間熟成した熟成生ハム(ロース・もも・バラ)を提案。熟成による芳醇な香りと奥深い味わいが特長。0.7mmと薄くスライスし、生ハムを最も味わいやすくしているが、1枚ずつはがし易いのも特徴。

同社では「つまんで食べるソーセージ」シリーズが人気となる中で、新たにスティックタイプ「そのまま食べるソーセージ」シリーズを発売する。3種のチーズ入り、明太マヨ入り、枝豆入り、スモークあらびきの4品をラインアップした。桜のチップを使い直火スモークで評価の高い「贅の極み」シリーズでは、「直火おつまみベーコン」を投入する。つるしベーコンを食べやすくカットし、スモークの香りが味わえる商品。

〈畜産日報 2018年1月19日付より〉